【小6/文法】中学入試に向けて文法を学んでおくメリット|中学受験のツボ[国語編]
こんにちは、松尾です。
文法の出題は中学受験では減少傾向にあり、出題される学校も限られています。しかも文法は、しっかり理解しようとするとかなりの時間が必要です。
そのため保護者の方からも「文法の学習にどこまで時間を割くべきか?」という質問をよく受けますが、私はこうした質問に「文法の勉強はしたほうが良い。ただし、勉強する内容を限定すること」と答えています。
中学入試で出題される文法問題は、大きく分けると「係り受けの問題」と「特定の助詞・助動詞の問題」のふたつに限定されるため、出題される頻度が高いものに絞って学習することをおすすめしています。
文法を学んでおくメリット
文法を学んでおくメリットは、出題されたときに得点できるようにすることだけではありません。
文法のなかでも「係り受けの問題」を理解しておくと、読解力の向上に役立ちます。
そもそも日本語の文は、主語・述語の関係をもとにすると以下の3つに分けられます。この対応関係が理解できないと、文章を理解するのは難しいでしょう。
- 何がーどうする
- 何がーどんなだ
- 何がー何だ
中学入試で出題される文章は一文が非常に長い場合もあり、主語・述語の関係がわかりにくいことも多いものです。とはいえ、修飾・被修飾の問題がしっかり理解できていると、どの言葉に対する説明か明確になります。
選択問題で選択肢を絞るときにも役立ち、記述問題でどの部分を記述の素材として使うべきかも明確になるでしょう。
つまり文法を学び、主語・述語の対応関係をしっかり理解できるようになると、文章の理解度が増し、問題も解きやすくなるのです。
文法を学ぶときのポイント
次のふたつの問題をもとに、文法を学ぶときのポイントをお伝えします。
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