【小6理科/状態変化】蒸留とは? お酒のつくり方を見てみよう|中学受験のツボ[理科編]
こんにちは。
理科講師兼受験アドバイザーの山崎です。
今回のテーマは「状態変化」。理科のテストでも非常によく問われる部分です。
状態変化を身近なところで活用している例としては「蒸留(じょうりゅう)」が挙げられます。お酒をつくる際に活用しているものですね。
では、状態変化の基本を確認しつつ、蒸留の仕組みについても見ていきましょう。
「状態」ってなに?
物質には「固体」「液体」「気体」の3つの状態があります。
たとえば水の場合、
固体では「氷」
液体では「水」
気体では「水蒸気」
と呼ばれます。
水と違ってそれぞれに名前はついていませんが、水以外の多くの物質でも「固体」「液体」「気体」の3つの状態があります。
状態変化を覚えよう
氷が溶けて水になるなど、状態が変わることを「状態変化」といいます。
固体・液体・気体の3つは、次のように状態変化をします。
ひとつずつ、順に確認していきましょう。
固体から液体に変化することを「融解(ゆうかい)」といいます。
例:氷が溶けて水に変化する
液体から固体に変化することを「凝固(ぎょうこ)」といいます。
例:水が凍って氷に変化する
液体から気体に変化することを「気化(きか)」といいます。
例:水が水蒸気に変化する
気体から液体に変化することを「凝結(ぎょうけつ)」または「凝縮(ぎょうしゅく)」といいます。
例:水蒸気が水に変化する
固体から気体に変化することを「昇華(しょうか)」といいます。
気体から固体に変化することを「凝華(ぎょうか)」といいます。
昇華や凝華が起こる物質として代表的なものが、ドライアイスです。二酸化炭素が固体になったものですね。
二酸化炭素は気体のため、液体の状態が存在しません。ですからドライアイスは、固体の状態から、気体である二酸化炭素へと変化します。これが昇華です。
逆に、気体の二酸化炭素の状態から、固体のドライアイスに変化します。これが凝華です。
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