学習 連載 中学受験のツボ[社会編]

【小5社会/江戸時代】家康と家光を簡単におさらい!|中学受験のツボ[社会編]

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2023年10月13日 吉崎 正明

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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国語算数理科

こんにちは、吉崎です。

今回のテーマは「江戸時代」。
徳川家康徳川家光について確認します。

 

塾のテキストでは、何回かに分けて江戸時代を学習することになるでしょう。

将軍や人物がたくさん出てきますが、大切なのはテキストの流れにしたがって勉強すること。そうすれば混乱せず、学習を進めることができますよ。

徳川家康

徳川家康は、1600年の「関ケ原の戦い」で勝利をおさめ、1603年に江戸幕府初代将軍となった有名な人物ですね。

諸説ありますが、1603年に征夷大将軍になったころは62歳だそうです。

すごいですよね、さすが「おっさんの星」!

年号も出題されやすいため、私は生徒に「徳川家康が征夷大将軍に任命され、江戸幕府を開いた1603年」を、「ヒーローのおっさん」と覚えるように伝えています。

ヒー(1)ロー(6)の、おっさん(03)

 

 

62歳の徳川家康、これからどんな江戸幕府をつくり上げるか注目されましたが、2年後には息子の徳川秀忠に将軍の座をゆずります。

元気なうちに、徳川家のなかで将軍の座をやりくりすることで、ほかの一家(ここでは豊臣家)が将軍の座に就くのを諦めさせることが狙いだったそうです。

江戸幕府のしくみ

江戸幕府には、将軍を補佐する「老中」、非常時には臨時の最高職である「大老」などが置かれました。

そして各地の大名に、地方の土地(藩)を支配させました。この政治のしくみを「幕藩体制」といいます。

 

また江戸幕府は、“武家の頂点”として君臨する必要があると考えていました。そう、各地の大名の力を弱らせて……。

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吉崎 正明

吉崎 正明

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現役塾講師。都内中学受験塾で社会・国語を担当。12年間在籍した大手進学塾では中学受験難関選抜ゼミ担当を歴任、社内数千名が出場する「授業力コンテスト全国大会」で優勝経験あり。その後家庭教師を経験し、2019年より現在に至る。指導方針は「正しい学習姿勢で、楽しく成績を伸ばす」。また、社会では「センス不要。イメージを作って考える」授業を実践しており、中学受験ナビでも「イメージで覚える中学受験歴史」を執筆。茨城県行方市出身。