【小4社会/地理】雨温図の読み方をマスターしよう!|中学受験のツボ[社会編]
こんにちは、井上です。
4年生から学習する雨温図は、気温を表す「折れ線グラフ」と、降水量を表す「棒グラフ」が示されている図です。
基本となる「6つの気候区」の特徴を表すときによく用いられます。
カリキュラムテストが地理分野から出題されるときは、どの学年でも雨温図はかなり頻繁に出題され、当然ながら中学入試でも出題率が高い重要なグラフです。
そこで今回は、雨温図を読み解くコツを紹介します。
▼雨温図(例)
雨温図作成サイト(https://ktgis.net/service/uonzu/)で作成
※6つの気候区にはいくつかの呼び名がありますが、こちらの記事では「北海道」「日本海側」「太平洋側」「中央高地」「瀬戸内」「南西諸島」という標準的な呼び名を用います
「左右両端は冬、真ん中は夏」という感覚をつかむ
雨温図の問題では、夏と冬の特徴について説明されていたり、グラフを読み取ったりしなければなりません。
ですからグラフをぱっと見て、どこが夏で、どこが冬か感覚的にわかるようにすることが大切です。
文章で説明されている各気候区の特徴を理解する一方で、雨温図を見て気候区を見破るためにも、まずは「グラフの左右両端は冬、真ん中は夏!」という感覚を身につけましょう。
「両端は?」「真ん中は?」とお子さんに聞いて、すぐに「冬!」「夏!」と答えられるようにしてあげてください。
「0度」と「10度」に横線を引く
6つの気候区のなかには、その気候区の特徴が、雨温図の折れ線グラフに明確に表れている場所が3つあります。
北海道
1年のうち、3ヶ月~4ヶ月は平均気温が0度を下回る
中央高地
1年のうち、1ヶ月だけ平均気温が0度を下回る
西南諸島
1年のうち、一度も平均気温が10度を下回らない
どの気候区か見分けるためにも、雨温図の「0度」と「10度」のラインに横線を引くのがポイントです。
たとえば、0度を下回るふたつの気候区のうち、3ヶ月~4ヶ月下回っていたら「北海道」、1ヶ月だけなら「中央高地」です。
10度を一度も下回らなかったら「西南諸島」ですね。ほかの気候区は折れ線グラフの形が“逆V”の形をしているのに、西南諸島だけ“への字”の形なのでわかりやすいはずです。
こうした感覚が身につくよう、雨温図に「2本の横線」を引く習慣を身につけましょう!
とじる
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