【小6社会/学習のコツ】知識の引き出し方を「ルーティン化」しよう|中学受験のツボ[社会編]
こんにちは、吉崎です。
夏期講習までは地理・歴史・公民の総復習をおこない、現在はそれぞれの分野の知識の整理や、入試問題演習などをおこなっている時期だと思います。
そこで今回は、受験生に向けて、社会の知識を整理する方法やコツを紹介します。
点と点になっている知識を適切に整理し、アウトプットできれば、得点力もアップするでしょう。
問題を解く心構え
まずは、問題を解く心構えから。
問題を解くときは、ぜひ次のことを心がけてほしいと思います。
「知識の引き出し方を『ルーティン化』する」
たとえば、以下のような問題が出題されたとします。
問題:ア~エを古い順に並べかえなさい。
ア 北条泰時が「御成敗式目」を制定する
イ 北条時宗が元軍の2度の襲来を退ける
ウ 北条義時が承久の乱で後鳥羽上皇を破る
エ 源頼朝が平泉の奥州藤原氏をほろぼす
この問題を解くとき、私の生徒であれば“あるルーティン”を使います。
それは、こちらの「中学受験のツボ」でも何度か取り上げている、鎌倉幕府の執権の覚え方「ヨシトキヤストキトキムネ」です。
「ヨシトキヤストキトキムネ」を使えば、まず「ウ → ア → イ」が決まります。
それが決まったら、あとは「エ」がどこに入るかだけを考えればOK。源頼朝は鎌倉幕府を開いた将軍なので、もちろん1番目に入りますね。
答え:エ → ウ → ア → イ
いつも覚えてきた方法をルーティン化することで、問題での問われ方が異なっても自分のペースで解けるようになります。
ルーティンの大切さ
ルーティンといえば、次のふたりが有名ですよね。
孫正義(ソフトバンク社長)
「1日15分間、3つの発想法でアイデアを考える」ことを毎日の日課にしていた
イチロー(元メジャーリーガー)
打席に入る前後に、毎回同じ動作をしていた
結果を出す人は、ルーティンによって“最高のパフォーマンス”を引き出せるように準備します。
勝負の世界に自分が入り込むのではなく、勝負の世界を自分に引き寄せる、といったイメージでしょうか。
たとえば、字の筆順にも、算数の入試問題を解くにも、図や公式を書くルーティンがあります。
社会の問題を解くときも、自由気ままに解くのではなく、「覚えた方法をそのまま使ってみる」といったルーティンを心がけましょう。
「ルーティン化」に有効な整理方法 ―― 整理方法を工夫する
「ルーティン化」に有効な整理方法には、次の3つの方法があります。
とじる
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