学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小6国語/学習のポイント】国語の成績が伸びる小学6年生が“やらない”こと|中学受験のツボ[国語編]

専門家・プロ
2023年10月26日 松尾吉久

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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算数理科社会

こんにちは、松尾です。

中学入試を控えた6年生だと、そろそろ過去問演習が増えてくる頃だと思います。

そこで今回は、過去問演習を含め、国語の成績を効率よく伸ばしていくうえで知っておきたい、「国語の成績が伸びる小学6年生が“やらない”こと」を3つ紹介します。

国語の成績が伸びる小学6年生が“やらない”こと

  1. 文章の内容を完璧に理解する
  2. 正解の確認だけする
  3. 記述問題を白紙のまま提出する

 

文章の内容を完璧に理解する

中学入試の国語で出題される文章は、小学生には難易度が高く、文章量が多い問題もよく出題されます。そのため「試験時間内に解き切れなかった」と話す子も多くいます。

実際に生徒に確認すると「文章の意味がわからなくて、何度も読み直しているうちに時間がなくなってしまった」というケースも多いようです。

 

では問題を解くうえで、問題文を完全に理解していないといけないのか? というと、そうではありません。

国語の成績が伸びていく生徒は、むしろ問題の理解もそこそこに、どんどんと問題を解き始めているものです。

 

文章の内容がよく理解できていなかったとしても、問題を解くなかで文章を読み直しつつ、選択肢の文章もヒントにしながら内容の理解は深めていけます。そのため問題文を読むのに時間がかかる子は、一通り文章を読んだら問題に取りかかるのがおすすめ。

問題に取り組む時間を増やすことで、問題の解き残しも減らすことができ、得点力アップにもつながります。

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松尾吉久

松尾吉久

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進学塾MIC代表。駿台池袋校、駿台シンガポール、LEC、MICなどの進学塾で20年間最難関クラスを担当指導。高校受験・中学受験で、開成、灘、首都圏早慶附属校に80名以上の合格者を出した実績を持つ。