【小5国語/実践】物語文の問題を解いてみよう(基本編)|中学受験のツボ[国語編]
こんにちは、松尾です。
今回は「物語文の問題」を実際に扱いつつ、それぞれの設問をどのように解いていけば良いか解説します。
合格点を取るために日々がんばっている5年生の子は、ぜひ挑戦してみてください。
物語文の問題
まずは、全文をさっと読みましょう。
このとき重要なことは、「内容の理解を完璧にしよう」と意識し過ぎないこと。内容理解の精度は、問題を解きながら高めるイメージを持つことが大切です。
【本文】
街のはずれにある森に大きなクヌギの木があり、その狩り場ではミヤマが捕れた。そこで、川田は、1何か特別な方法でミヤマをよく捕っていた。「この方法は川田家に代々伝わる方法で、だれにも教えられない。」と言っていたが、それほど特別な方法ではなかった。木の下の地面を掘るだけだった。木の下の地面を掘ると、なぜかミヤマがそこにいた。こっそり後をつけて見つけてしまった。
今日も、川田と一緒にミヤマを捕りにきた。でも、狩り場はぬかるみの向こうにある。進んでいくと、靴の中に水がはいり、じゅっぽ、じゅっぽと音を立てる。ぬかるみと足が直接、息をしあっているみたいだ。みんな、2ぬかるみの中にどんどん入っていく。
ようやく狩り場について僕は、「いた?」と聞くと、川田は得意げにミヤマを頭の上に持ち上げた。立派なつのの大きなミヤマだった。「やっぱり川田はすごいや!」というと、「これぐらいのやつはいつでもいるね」と答えたが、川田は3まんざらでもない表情だった。
(筆者作成)
1、本文中から書き抜く問題
<問1>
線1「何か特別な方法」とは、具体的にはどのような方法か。「方法」につながるように文中から書き抜きなさい。
考え方
まず、傍線部を含む一文を確認すると「何か特別な方法でミヤマをよく捕っていた」とあります。
とじる
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