【小5国語/随筆】随筆文の読み方|中学受験のツボ[国語編]
こんにちは、NPS成田予備校の住岡です。
お子さんは、説明文や物語文の読解には慣れてきましたか?
まだ苦手な場合には、中学受験のツボの記事「説明文の構成を理解しよう」や「物語文の構成を理解しよう」を確認したり、塾や家庭教師の先生にこまめに相談したりして、今のうちに苦手をつぶしておきましょう。
さて、今回は「随筆文の読み方」を紹介します。
随筆文は読みやすい反面、理解しづらい部分もあり、問題として聞かれると“答えづらい文章”だと感じる子も多いはず。しかし読解のコツがわかると、これまで感じていた難しさはなくなっていきます。
では、随筆文とはどういう文章のことで、どのように読んでいけば得点源になるのかを解説します。
それではいきましょう!
随筆文とは
随筆文とは、筆者の経験や体験をもとに「筆者が感じたこと」が書かれている文章です。そのため心情などが入ることが多く、物語文の要素も含まれています。
一方で「筆者が思う意見」が書かれることもあり、この場合には説明文の要素が含まれます。
こういったことから、物語文と説明文のそれぞれの要素をもつ文章が随筆文、といえるでしょう。ですから「物語文の読解法」と「説明文の読解法」をうまく使いこなしていくことで、随筆文の文章をしっかりと読み取ることができます。
随筆文の読み方
随筆文を読むときは、筆者の体験から導き出された「感想」や「意見」といった“主観”を見つけるようにしましょう。
この「感想」や「意見」は、随筆文の問題でよく問われます。
筆者が述べている体験は、これから言おうとしていることを導くためのヒント。体験の先の文章に、筆者がどう思ったのかが必ず書かれます。
その思ったことが、喜怒哀楽などの心情であれば「感想」になりますし、改善策や、〜べきといった主張であれば「意見」ということになります。
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