
【小5社会/明治時代】間違えやすい用語を攻略しよう|中学受験のツボ[社会編]
こんにちは、吉崎です。
小5の歴史も、あっという間にここまで来ましたね。復習はできているでしょうか。
中学受験の社会において、「歴史」はもっとも重要です。勉強は大変ですが、差がかなりつきやすい分野なので、地理以上に繰り返し復習をおこないましょう。
今回のテーマは「明治時代」。
前半では「明治維新」について解説しつつ、後半では明治時代の学習に出てくる「間違えやすい用語」を紹介します。
明治維新とは
明治維新とは、明治時代初期に起こった「政治や社会の改革」を指す言葉です。
これまでの政治といえば、江戸幕府が中心。つまり「武士」が中心だったため、それに合わせたルールもたくさん存在しました。
しかし「大政奉還」や「王政復古の大号令」といったことが次々と起こり、江戸幕府がなくなります。そこで武士中心の社会から、明治政府中心の社会に生まれ変わろうとするなか、武士中心だったルールを「明治政府中心のルール」に変える必要があったのです。
そして、そのためにおこなわれた政治や社会の改革が「明治維新」だと考えておくと良いですね。
たとえば以下のようなことは、すべて明治維新と関連があるものだとイメージしておきましょう。
- 江戸を「東京」に改めた
- 慶応から「明治」に元号を改めた
- 首都を東京にした
- 五か条の御誓文、五榜の掲示 など
五箇条の御誓文
「明治天皇が神に誓う」という形で発表されたのが、五か条の御誓文です。
新しい政治の方針が示され、以下を含む五か条から成り立っています。
- 政治のことは、会議を開いて、みんなの意見を聞いて決めよう
- みんなの心をひとつにして、新しい政治をしていこう
- 役人も民衆も、すべての人々の願いがかなえられるようにしよう
新しい政治を進めるため、これまでの“悪いしきたり”をやめたり、外国からの新しい知識を積極的に取り入れたりする、といった内容も含まれました。
五榜の掲示
五榜の掲示は民衆に向けて出されたもので、5枚の立て札によってルールを示しました。
しかしその内容は、江戸幕府から課されていた制限と同じようなものばかり……。
- 大勢で要求したり、村から逃げ出したり、一揆を起こしてはならない
- キリスト教はかたく禁止する
五か条の御誓文と比べると、内容も矛盾だらけな気もしませんか?
たとえば五か条の御誓文では「悪いしきたりをやめよう」「新しい知識を取り入れよう」といいながら、五榜の掲示ではキリスト教を禁止したり、大勢で要求したりすることも許されていないのです。
五箇条の御誓文で「新しい政治をして
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