【小6理科/人物】科学をつくった偉人たち|中学受験のツボ[理科編]
こんにちは、倉石です。
小学生が現在学んでいる理科のさまざま原理や理論は、過去の科学者たちによってつくられたものです。
今回は、そんな歴史上の科学者のうち、中学受験に関係する人物を紹介します。
頻度は多くありませんが、直接出題されることもあります。ですから、ひと通り頭に入れておくと良いでしょう。
紀元前に活躍した科学者
まずは、紀元前に活躍した科学者です。
ここではひとりだけ紹介します。
アルキメデス
アルキメデスは、紀元前3世紀の古代ギリシャの学者です。いまから2000年以上前の人物ですが、数学や物理学など、さまざまな分野で功績を残しています。
そのなかで、受験生に最も馴染みがあるのは「アルキメデスの原理」でしょう。
アルキメデスの原理は、浮力の大きさに関する法則です。簡単に言うと「物体が受ける浮力は、物体が押しのけた液体の重さに等しい」というものです。
王冠に別の金属が混ざっていることを証明したエピソードも有名ですね。
16〜18世紀に活躍した科学者
ここからは、近代科学の礎(いしずえ)を築いた科学者を3人紹介します。
ガリレオ・ガリレイ
ガリレオは、16〜17世紀のイタリアの学者です。
彼が残した功績は数知れず、「近代科学の父」と呼ばれるほどです。
そのなかでも、中学受験に関係するものは次のふたつです。
- 振り子の等時性の発見
- 天体の観察
振り子の等時性とは、おもりの重さや振れ幅にかかわらず、周期が一定という性質のことです。
また、ガリレオは望遠鏡を開発し、天体の観測もおこなっています。その観測の結果から、「地球は太陽の周りを回っている」という地動説を主張しました。
しかし当時は、「地球の周りを太陽などの天体が回っている」という天動説が信じられていました。
天体の動きは、キリスト教の教えと密接に関係していたため、ガリレオは宗教裁判にかけられてしまいます。最終的にガリレオはこの宗教裁判で敗れてしまいますが、その際に口にしたとされる「それでも地球は回っている」という発言は有名ですね。
これらのエピソードには諸説ありますが、ガリレオが当時の天文学を大きく発展させたことはまちがいありません。
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