【小5理科/大地の変化】大地が変わる「不思議なプロセス」―― 堆積岩と火成岩の特徴も|中学受験のツボ[理科編]
こんにちは。
理科講師兼学習アドバイザーの山崎です。
今回のテーマは「大地の変化」。
堆積岩や火成岩、化石、地質時代についても紹介しますので、お子さんと一緒に確認してみてください。
大地が変わる不思議なプロセス
地球の歴史を通して、絶え間なく続いてきた「大地の変化」。
ここでは、その不思議なプロセスを紹介します。
1、風化(ふうか)
風化とは、山や岩が、風や雨、温度の変化といった影響によって徐々に崩れたり、細かくなったりする現象です。
たとえば冬の寒さで水が凍ると、岩のすき間に入った水が氷になって膨張し、岩を割ることがあります。
2、浸食(しんしょく)
浸食とは、川や海の水が、岩や土を削る現象です(※)。
川の流れが速い場所では岩や土が力強く削られ、川の形や深さが変わることもあります。
※水以外によって削られるものもあるので「侵食」と表記されるのが一般的ですが、水のはたらきによって起こる、というイメージを強めるために、ここでは”さんずい“の「浸食」を用いています
3、運搬(うんぱん)
運搬とは、風化や浸食によってできた土や砂が、ほかの場所へ移動する現象です。
川が山から運んできた土や砂が、下流や海まで運ばれることも運搬のひとつです。
4、堆積(たいせき)
堆積とは、運搬されてきた土や砂が、新しい場所で積み重なる現象です。
川の流れが遅くなる場所や、海の底などでは、たくさんの土や砂が集まって新しい地層をつくることもあります。
堆積岩
堆積岩とは、風化や浸食によってできた土や砂が水や風によって運搬され、堆積することでできる岩石のこと。小さな石や砂、泥がたくさん集まってできています。
土や砂が長い時間をかけて固まって岩石となり、こうした堆積岩が時代ごとに積み重なったものが「地層」です。地層を調べることで、その地域の地質の歴史や変遷を知ることができます。
では、堆積岩がどのようにできるのか見ていきましょう。
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