学習 連載 中学受験のツボ[理科編]

【小4理科/生物】ヒトのからだの”不思議な旅“ ―― 骨、筋肉、呼吸、消化、血液の流れ|中学受験のツボ[理科編]

専門家・プロ
2023年12月06日 山崎翔平

0
保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。
- 理科以外の3教科はこちら -

国語算数社会

こんにちは。
理科講師兼受験アドバイザーの山崎です。

今回のテーマは「ヒトのからだ」。

子供たちが自分自身、そして健康について学ぶうえで「人体に関する知識」を押さえておくことは欠かせません。

ここでは、人体の基本的な構造と機能に焦点を当てつつ、筋肉呼吸消化血液の流れについて解説します。

骨と筋肉

私たちの体は、たくさんの骨と筋肉でできています。そしてこれらは、まるで”スーパーヒーロー“のチームのように一緒になって活躍しています

具体的には、骨がしっかりしたフレームをつくり、筋肉がそのフレームを動かす力を出してくれます。そのため、私たちは歩いたり、走ったり、ジャンプしたりできるのです。

内骨格とセキツイ動物

内骨格とは、私たちの体の中にある「骨のフレーム」のこと。

魚類や両生類、ハチュウ類、鳥類、ホニュウ類など、脊椎(セキツイ/背中にある長い骨)を持つ動物のことを「セキツイ動物」といいますが、これらはすべて内骨格をもっています。

また、脊椎が支えることで体を動きやすくしてくれています。

骨 ―― 体のしっかりしたフレーム

骨は「体の骨組み」のようなもので、立ったり座ったりするときに体を支えてくれます。また、からだの中にあるいろいろな”つくり“を守ってくれています

たとえば「ろっ骨」は、心臓や肺などの大切な部分を守っており、下半身の中心にある「骨盤」は、お腹の中の大事な部分を支えています。

なお、骨は壊れても、時間が経つと自分で修復することができます。

筋肉 ―― 動きのマジシャン

走ったり、ジャンプしたりするなど、体を動かすための”力“を生み出してくれるのが「筋肉」です。

運動をすると筋肉が強くなり、もっとたくさんのことができるようになります。

関節と軟骨

関節は「骨と骨がつながる部分」のことで、腕や足を曲げたり伸ばしたりするときに使われます。

軟骨(なんこく)は柔らかい骨で、関節の間や鼻、耳にあります。軟骨があるおかげで、体がスムーズに動いたり、形を保ったりすることができます

呼吸のプロセス

呼吸は、私たちが生きるうえでとても大切なプロセスです。

空気中の酸素を体の中に取り込む一方で、体の中のいらなくなったガスや二酸化炭素を外に出しています。

続きは会員の方のみご覧いただけます

0
山崎翔平

山崎翔平

  • 専門家・プロ
  • この記事の著者

SRP教育研究所 学習アドバイザー。(株)amici 学習アドバイザー。元アオイゼミ講師。首都圏および九州の学習塾などで理科の指導をする傍ら、学習アドバイザーとして、学習方法や学習習慣づけの指導も行っている。 高校受験、中高一貫校、大学受験、医学部受験も担当とし、小学校範囲にとどまらない、小中高一貫指導を得意とする。 「なぜ」を大切にし、身のまわりの現象を「ひもとき」体系的に指導し、楽しくなきゃ勉強ではない、続けることが大事だというのがモットー。