【小4国語/読解のポイント】逆接とは? 文章内での重要な役割を理解しよう|中学受験のツボ[国語編]
こんにちは、NPS成田予備校の住岡です。
今回は、文章を読むうえで重要な役割を担っている「逆接」について紹介します。
「逆接」の重要性をしっかり理解しつつ、読解をするなかで見逃さないようにしていきたいですね。
それではいきましょう!
逆接とは
そもそも「逆接」とは、なんでしょうか?
「反対の意味を表す言葉」と理解している子も多いかもしれませんが、逆説は必ずしも”反対の意味“で使う言葉ではありません。
まず、逆接を表す言葉としては「しかし/けれど」などが挙げられますよね。
<例文>
1、私は理科が得意だ。しかし、国語は苦手だ。
2、このお菓子は甘いけれど、さっぱりしている。
上記の例文だけを見ると、1に関しては「得意なものと苦手なもの」という正反対の内容、2についても「甘さとさっぱり」という反対の内容だと理解してしまいます。
ただし逆接は、その意味の範囲がもっと広い言葉。単に「反対の意味」というだけでなく、実は「予想を裏切る」という要素も含んでいるのです。
<例文>
3、私はあなたのことが好きだ。しかし、別れましょう。
上記の例文では、私が相手のことを好きならば「いまの関係を続けたい」と誰もが予想するはず。にも関わらず、その予想を裏切って「別れる」という選択をしています。
この「予想の裏切り」こそが、逆接の本質です。
逆接の効果
筆者が、逆接をどのように使って文章を書いているか確認しましょう。
白象が、片脚床にあげたのだ。百姓どもはぎょっとした。それでも仕事が忙しいし、かかり合ってはひどいから、そっちを見ずに、やっぱり稲を扱いていた。
とじる
お気に入り機能は
会員の方のみご利用できます
会員登録のうえログインすると
お気に入り保存できるようになります。
お気に入りのコンテンツは、
マイページから確認できます