【小5国語/実践】韻文の問題を解いてみよう(基本編)|中学受験のツボ[国語編]
こんにちは、松尾です。
今回は「基本編」として、韻文(詩)の問題を解くためのコツをお伝えします。
実際に問題を使いつつ、解いていく流れを解説しますので、韻文の問題が苦手な子は参考にしてみてください。
詩の読みかた
詩は、読み手が解釈する余地が多く、正しく理解するのが非常に難しい文章も少なくありません。
そのため国語の問題として出された場合は、はじめは全体に軽く目を通し、問題を解きながら細部を確認していくのがおすすめです。
詩の問題
【本文】
小さな部屋
小さな私の部屋
そこにはたぶん1私のすべてがおいてある
知らない間に未来はうまれ
知らない間に過去は消えていく
「 2 」道を見失ったとき
小さな私の部屋に目を凝らす
自分自身をさがして
私の中にも
君の中にも
まだ気づいていない何かがある
急ぐことはない
必死に見つけることもない
きっとそこにある
3自分を信じていれば
そんなことを考えている
(筆者作成)
1、選択肢問題
<問1>
傍線部1「私のすべて」とは何のことですか。次の中から選びなさい。
ア 私に与えられたもの
イ 私のもっているもの
ウ 私の経験
エ 私の人生
詩にはヒントとなる言葉が少ないこと、そして言葉の抽象度が高く、“言葉の関係”も掴みづらいため、難しく感じる生徒は多いです。
こうした生徒に私がまず伝えるのは、連単位で考えてみること。「連」という範囲に区切り、それらに着目することで、ヒントとなる言葉を見つけやすくなるからです。
傍線部1を含む連に注目してみると、傍線部1を含む文に「そこには」という指示語がありますね。
とじる
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