学習 連載 中学受験のツボ[算数編]

【小4算数/計算】まずは正しい計算方法を身につけよう|中学受験のツボ[算数編]

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2024年2月08日 有賀隆夫

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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国語理科社会

髭之教育会代表の有賀です。

塾では2月から新学年が始まりました。

学校では3年生の子供たちも、4年生として本格的な受験算数の学習が始まります

 

4年生から塾に入り、中学受験の勉強を始める子もいるでしょう。

低学年から受験算数を学んできた子も、「3年生のころとは何が変わるんだろう?」という不安もあるでしょう。

そこで、今回は「算数の基礎になること」について説明します。

受験算数の基本は計算力

まずはじめに「算数の基本は計算力」であるということを忘れないようにしましょう。

受験算数は学校の勉強と比べて、非常に難しい問題を扱います。

文章題では、「つるかめ算」や「旅人算」など、特殊算と呼ばれる複雑なものが登場します。図形の面積や体積を求める問題も、発想力や思考力が必要なものが出てきます。

そのため、どうしても「難しい解法」ばかりに目が向いてしまいます。

 

ですが、まずは「基礎となる正しい計算方法」を身につけること

これこそが、算数が得意になる第一歩です。

まずは整数の正しい計算方法を身につける

小学生が扱う数字の種類は、整数と小数と分数です。

小数と分数の扱い方は、これから4年生で詳しく学びます。まずは4年生のはじめに身につけておきたい数字は「整数」です。

 

整数の「たす、ひく、かける、わるの処理」は、6年生になっても正しく身についていない子もいます。

4年生のうちに確実に処理できるようにしておくことをおすすめします。

大きな数の0の扱い

整数の計算のうち、特に大きな数の計算での0の扱いについて、計算の工夫のポイントを紹介します。

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有賀隆夫

有賀隆夫

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髭之教育会代表。東京の大手進学塾で17年間指導。その後校舎責任者を経て独立しプロ家庭教師として15年間、小学生国語・算数、中学生国語・数学、高校生現代文を教える。現在は家庭教師センター髭之教育会代表として、難関校から塾に通わない中学受験まで幅広く個人指導をしている。「せっかくだから考えよう」と「絶対にあきらめない」が指導理念。学習指導の枠を越えて子どものメンタルサポート、学習スケジュール、志望校選定まで子どもと保護者とともに中学受験の総合プロデュースをおこなっている。