【小6算数/規則性】ジュースを飲める本数は?|中学受験のツボ[算数編]
こんにちは。
株式会社ORA-Trio杉本です。
今回のテーマは「規則性」です。
ジュースを買って「空き缶5本と、新しいジュース1本を交換できる」といった条件のついた売買の問題について解説します。
このタイプの問題は、「解けないわけではないけど、ミスしてしまった」という子が多い印象です。
特に気をつけたいのは、「このように解く」と決めておかない子です。やみくもに調べる癖がついてしまうと、ずっと苦手意識がついてしまうこともあります。
今回は「交換のある売買の問題」について、表を使ってミスを減らす解法を解説します。
決まった金額で、何本のジュースが飲めるか?
まずは、「特定の金額でジュースを何本得られるか」という問題です。
次の例題を見てください。
例題1
ある店では、びん入りのジュースを1本100円で売っています。飲んだあとの空きびんを4本持って行くと、新品のジュース1本と交換してくれます。
3000円使うと、全部で何本のジュースを飲むことができますか。
この問題はいくつかの解法が考えられます。
たとえば、以下の解法はいちばんわかりやすいかもしれません。
1、3000÷100=30より、最初にジュースは30本買える
2、その結果、30本の空きびんができる
3、30本の空きびんを交換すると 30÷4=7あまり2 より、7本のジュースが追加でもらえて、空きびんが2本あまる
4、その結果、追加でもらったジュースの空きびんを加えて、7+2=9本 となる
5、9÷4=2あまり1 より、さらに2本のジュースが追加でもらえて、空きびんが1本あまる。よって、飲めるジュースは全部で 30+7+2=39本 となる
ただし、この解法だと、より高度な応用問題に取り組むときに苦労する子もいます。
そこで、もうひとつ「表を使った解法」を紹介します。
表を使った解法
「お金で購入したジュースの本数」と「実際に得られるジュースの本数」を表にしてみましょう。
上の行から順番に書いていくのがコツです。
このようにすると、(図の赤い矢印のところ)で「得られるジュースの本数」が2本増えることがわかります。
つまり、3行周期の規則性があるということです。これを利用するのです。
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