【小6国語/文章読解】因果関係を押さえよう|中学受験のツボ[国語編]
こんにちは。
NPS成田予備校の住岡です。
今回は「文章の構造」に注目しつつ、そのなかでも説明文によく出てくる「因果関係」について解説します。
文章構造を把握すると、文章のどこにどんな話が書いてあるのか理解できたり、問題を解くうえでどこを根拠にするか? ということが明確になったりと、いくつものメリットが手に入ります。
そして因果関係がわかると、本文に書かれている内容をさらにすっきりと理解しやすくなりますよ。
それではいきましょう!
因果関係とは?
そもそも因果関係とは何か? ということから説明しますね。
因果関係とは「原因と結果のつながり」のことです。
こう言われてもイメージしづらいかと思うので、以下の例をもとに解説します。
今日は雨が降った。
だから、運動会が中止になった。
この例の場合、「だから」があることで因果関係を示せています。
「だから」の前……運動会が中止になった理由・原因
「だから」の後……“運動会が中止になった”という結論・結果
このように、原因と結果がセットになっているつながりのことを因果関係と言います。
同様に、次の文章も因果関係になっています。
運動会が中止になった。
なぜなら、雨が降ったからだ。
この例文では、「なぜなら」の前が結果・結論、「なぜなら」の後が原因・理由です。
使われる接続語によって因果関係のつながり方が変わることに注意しましょう。
因果関係を見つけた後にしたいこと
因果関係を示す部分を見つけたら、メモを取ったり、本文に印をつけたりしましょう。
以下のように「記号」をつけるのも良い方法ですね。
雨が降った。
<だから>、運動会が中止になった。
文章によっては段落同士が因果関係になっていることもありますが、その場合、欄外などに「原因」や「結果」とメモしておくと良いでしょう。
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