学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小5国語/学習の振り返り】5年生におすすめの「学習方法の見直し方」|中学受験のツボ[国語編]

専門家・プロ
2024年4月23日 松尾吉久

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
- 国語以外の3教科はこちら -

算数理科社会

こんにちは、松尾です。

5年生として学習を始めて、およそ3か月が経ちました。

4月のこの時期は、新学年で新しく始めた学習を見直すのにちょうど良い時期です。

そこで今回は、小5の子が取り組みたい「国語学習の見直し」についてお伝えします。

子供自身が客観的に学習を見直す機会を持つことで、自分自身の学習の進め方に新たな気づきを得られたり、より良い学習へとつなげたりすることができますよ。

4つのステップで進めよう

学習の見直しは子供自身がすべきことですが、最初は保護者のサポートが必要です。

学習の見直しをサポートするときは、次の4つのステップでおこないましょう。

  1. 事実の確認
  2. 共感
  3. 評価
  4. 再構築

 

ステップ1:事実の確認

まずは、これまでの学習についてどのように考え、どう行動してきたかをお子さんに確認します

このとき、お子さんが話すまえに問題点を指摘したり、感情的になったりしないことがポイントです。

本人が自分の言葉で説明するようになるまで、我慢強く待ちましょう。

ステップ2:共感

次は、学習を進めているときにどのように考え、どのように感じていたかを確認します。できるだけ、リラックスできる環境で話せると良いですね。

お子さんの言うことを否定せず、共感を示すことがポイントです。

ステップ3:評価

良い点を伝えたあとに問題点を指摘し、改善を促しましょう

課題や問題点だけを指摘しないようにすることがポイントです。

ステップ4:再構築

評価をもとに、継続すること、やめること、新しく追加することを決めます

ここでも、本人が自分で決めることができるように促すことが大切です。

 

【具体例】学習の見直し方

中学受験の対策としては、なぜその答えにしたのか? を自分の口で説明できるようにすることが大切です(答えの理由の説明)。

これは、「解く力」にもつながる重要なことです。

ここでは、「答えの理由の説明」に取り組んで3か月が経ったと仮定して、親子で学習を見直すときの実践例を紹介します。

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松尾吉久

松尾吉久

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進学塾MIC代表。駿台池袋校、駿台シンガポール、LEC、MICなどの進学塾で20年間最難関クラスを担当指導。高校受験・中学受験で、開成、灘、首都圏早慶附属校に80名以上の合格者を出した実績を持つ。