
【小5国語/随筆】随筆が苦手な子が知らない3つのこと|中学受験のツボ[国語編]
こんにちは、松尾です。
随筆は、物語文や、説明文・論説文のような明確な形式がなく、“幅広い文章のジャンル”のため「わかりにくい」と感じる子が多いようです。
とはいえ、実は読み方のポイントを知らないだけ、というケースも少なくありません。
そこで今回は、随筆が苦手な子が知らない3つのことを紹介しつつ、随筆を読む際に注目しておきたいポイントについてお伝えします。
今回の内容を理解できると随筆の問題も解きやすくなるので、ぜひ参考にしてみてください。
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- 1、答えが本文中に書いてあることを知らない
- 2、「筆者の体験」をもとに書かれていることを知らない
- 事実と意見
- 3、筆者が体験を通して感じたこと・考えたことが結論となることを知らない
- まとめ
1、答えが本文中に書いてあることを知らない
国語が苦手な子は「私はこう感じる」「僕ならこう考える」というように、文章や問題を自分に置きかえて考えてしまうことが多いようです。
自分に置きかえない場合でも、「みんなこう思うでしょ!」というように、文章に書いてある内容を踏まえず、常識だと思い込んでいることに置きかえてしまうケースが多いですね。
特に随筆は、筆者の体験を「一人称」で記述する文章が多いため、自分に置きかえて考えてしまいやすいようです。そのため文章を正しく読みとることができず、問題の正答率も低くなってしまいます。
中学入試の国語の問題は、「筆者や登場人物がどのように感じ・考えたか」を確認するものがほとんどです。そしてこれは、文章中にしっかりと書かれています。
そのため大前提として、「国語 = “文章中に”どのように書いてあるかを理解して答えるもの」と理解することが大切です。
2、「筆者の体験」をもとに書かれていることを知らない
随筆は、筆者の体験をもとに、そこから得られた感想や考えをまとめたものです。
中学受験の出題としては、大きく次のふたつに分けられます。
物語文に近い随筆
身の回りで起こった出来事と、その感想をまとめた文章
例:清少納言『枕草子』
説明文に近い随筆
筆者の体験をもとに考えたことをまとめた文章
例:吉田兼好『徒然草』
とじる
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