【小5理科/地学】緯度と経度、どっちだっけ?|中学受験のツボ[理科編]
こんにちは、倉石です。
中学受験の理科では、主に「太陽の動き」のなかで緯度と経度が登場します。
このとき、「これって緯度と経度のどっちを使うんだっけ?」と悩んでしまう受験生が大勢います。
今回は、緯度と経度がどのようなときに使われるかについて説明します。
緯度と経度
まずは、緯度と経度のおさらいから始めましょう。
緯度
緯度とは、赤道を基準として、どれだけ北に、または南にあるのかを表したものです。
北半球、南半球をそれぞれ90等分したものを1度として表します。
ですから、赤道は緯度が0度、北極は北緯90度、南極は南緯90度になります。ちなみに、東京の緯度はだいたい北緯36度です。
また、緯度が同じ点を結んだ線(東西に伸びる線)を「緯線」と言います。
経度
経度とは、本初子午線という線を基準として、どれだけ東に、または西にあるのかを表したものです。
本初子午線とは、イギリスのロンドンにある「旧グリニッジ天文台」を通る、南北に引かれた線のことです。
この本初子午線から東の方向、西の方向の半周をそれぞれ180等分したものを1度として表します。
ですから、本初子午線は経度が0度、そこから4分の1周分東に行くと東経90度、西に行くと西経90度になります。ちなみに、東京の経度はだいたい東経140度です。
また、経度が同じ点を結んだ線(南北に伸びる線)を「経線」と言います。
緯度が関係すること
中学受験の理科において、緯度と経度が関係することを具体的に挙げていきます。
まずは緯度からです。
「どれだけ北に(南に)あるか」を示す緯度が関係することは、主に次の3つです。
<緯度が関係すること>
- 太陽の南中高度
- 昼の長さ
- 北極星の高度
これらが問われた場合には「緯度に注目するんだ!」と考えるようにしましょう。
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