
【小6理科/生物】植物分野の総まとめ[3]根・茎・葉のつくりとはたらき|中学受験のツボ[理科編]
こんにちは!
理科講師兼受験アドバイザーの山崎です。
「植物分野の総まとめ」3回目の今回は、植物の基本的な構造と、その機能について、特に「根・茎・葉」に焦点をあててお話しします。
根・茎・葉は植物が生きるために、そして成長するために、とても重要な器官です。
そして、それぞれ特定の役割を果たしています。
>> 第1回目(植物の分類)はこちら
>> 第2回目(植物の芽生えと成長)はこちら
Contents [hide]
- 根のつくりとはたらき
- 茎のつくりとはたらき
- 葉のつくりとはたらき
- おまけの知識:形成層って何?
- まとめ
根のつくりとはたらき
根には、植物の土台を支え、水分や栄養を吸収する重要な役割があります。
■根の形
双子葉類(アブラナ・タンポポなど)
主根と側根に分かれている
単子葉類(イネ・トウモロコシなど)
“ひげ根”が特徴。細かく分かれた根が土の中に広がっている
■根の役割
地上部の支え
根は植物を支え、倒れないようにしている
水と養分の吸収
土壌から水や肥料を吸収することで、植物は成長に必要な栄養素を得ることができる
茎のつくりとはたらき
次に、茎の役割について見てみましょう。
■茎の構造
茎には「道管」と「師管」という組織があり、植物の体内で水分や養分を運ぶ“パイプ”のような役割を果たしている(道管と師管を合わせたものが「維管束」と呼ばれることも覚えておこう!)
■茎の内部構造
双子葉類
茎の断面を見ると、道管と師管が形成層に沿って輪状に配置されている
単子葉類
形成層がなく、道管と師管が茎の内部に散在している(特定のパターンに沿って配置されていない)
■茎の役割
水分と栄養の運搬
茎は、根から吸収した水分や養分を、葉や花、果実などに運んでいる
植物の支え
茎は植物を支え、葉や花を適切な位置に保っている。これにより、光合成や繁殖が効果的におこなわれる
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