学習 連載 中学受験のツボ[算数編]

【小5算数/比と割合】“くるった時計”はふたつの解法を使いこなそう|中学受験のツボ[算数編]

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2024年7月25日 杉本啓太

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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国語理科社会

こんにちは。
株式会社ORA-Trio杉本です。

今回のテーマは「比と割合」です。

“くるった時計”と言われる、時間がズレる特殊な時計の問題について解説します。

時間がズレる特殊な時計の問題

“くるった時計”のようなタイプの問題は、次のような問題とセットで出題されることが多くあります。

  1. 正しい時計の時刻がわかっている問題
  2. 正しくない時計の時刻がわかっている問題

 

そして、解法によっては「1は解けるが2は解けない」といった状況になってしまう場合があります。

ただ、「比と割合」という原則どおりの解法を身につけておくと、1・2のどちらでも、同じ考え方で取り組むことができます。これによって、ほぼ難易度の違いを感じずに解き進めることができます。

今回は例題を解きながら、そのような1・2のどちらでも同じ考え方で取り組むことができる、おすすめの解法を紹介します。

正しい時計の時刻がわかっている問題

まずは「正しい時計の時刻がわかっている問題」について解説します。

以下の例題を見てください。

例題1

正しい時刻を表示する時計Aと、1時間に4分遅れる時計Bがあります。いま、時計A、時計Bの時刻を13時に合わせました。

時計Aが同じ日の19時30分を指しているとき、時計Bは何時何分を指していますか。

 

この問題では、ふたつの解法を紹介します。

まずは「解法1:例題1だけを解くのであれば簡単に解ける解法」です。

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杉本啓太

杉本啓太

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株式会社ORA-Trio代表。家庭教師。灘高校から東京大学理科二類進学、同大学農学部卒業。大学時代は社会教育団体にて子どもの教育支援に携わりつつ、家庭教師・塾講師としても活動。卒業後は外資・日系コンサルティングファームに勤務しながら、土日は家庭教師としての活動を継続。その後プロ家庭教師として独立。学科指導だけでなく、学習の計画策定・環境作り・親御様の関わり方・生徒の性格起因の課題など、抽象的な問題の整理と解決を得意とする。2023年2月、模試結果分析を中心とした家庭学習コンサルティングを手掛ける株式会社ORA-Trioを設立。