【小4算数/子供との接し方】まちがえることを恐れる子を指導するときのコツ|中学受験のツボ[算数編]
髭之教育会代表の有賀です。
子供は、まちがえることを必要以上に嫌がる傾向があります。
その傾向は、高学年よりも4年生以下の子に多く見られます。
今回は「まちがえることを恐れる子を指導するコツ」について説明します。
まちがえることを嫌がる理由
子供がまちがえることを嫌がる理由は、大きく次のふたつに分けられます。
- まちがえると怒られる(否定される)から。恥ずかしいから
- 複数の事柄のつながりを、順を追って考える習慣がないから
まちがえることは悪いことではありません。
もちろん、正解を出すことは大切です。しかし、まちがいを恐れると「難しい問題を徐々に解く力」は育ちません。
問題のレベルが上がれば上がるほど、少しずつ解き進める学力が必要になります。
4年生のあいだに「まちがえることは悪くない!」と思えるような学習をすることをおすすめします。
まちがえることを恐れる子を指導するときのコツ
まちがえることを恐れてしまう子には、次のふたつを意識して接してみましょう。
コツ1:〇は大きく、×はつけない
コツ2:問題文を読み切らないで、少し読んだらそこまで解く
コツ1:〇は大きく、×はつけない
まずは、「まちがえると怒られる(否定される)、恥ずかしい」が原因の場合の対処法です。
「算数はわかると楽しい」とよく言われます。たしかに、わかることは楽しいことです。
しかし子供たちにとって、もっと楽しいことがたくさんあります。
子供にとっては「算数はわからないよりは、わかるほうが楽しい」くらいだとぼくは思います。さらに、子供が楽しいのは「わかること」よりも、むしろ「できて褒められること」のほうが多いように感じます。
ただ、わざとらしい褒め言葉は子供には通用しませんね。あっさりと見破られます。
そこで行動としてわかりやすい「丸つけ」で工夫しましょう。
ポイントはふたつです。
- 〇は大きくつける
- まちがっていても×はつけない
とじる
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