学習 連載 中学受験のツボ[理科編]

【小5理科/生物】マングローブってすごい!<後編> ―― ひとつのことを調べてみよう(環境編)|中学受験のツボ[理科編]

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2024年8月16日 伊丹龍義

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。
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国語算数社会

こんにちは、伊丹(いたみ)です。

今回は「マングローブ」についての知識の後編として、基本的な知識をもとに、より発展的な内容について紹介します。

>>前編はこちら

理科を学ぶ理由

私は「理科を学ぶ理由」はいろいろあると考えていますが、そのなかのひとつは「“あるもの”を見たときに気づけるものを増やす」ことだと思っています。

たとえば「植物」について学ぶときは、まずは一般的な植物の知識を学びますよね。

そしてここで終わりにせず、その学んだことをもとにして身のまわりのさまざまな植物を改めて観察してみると、学んできた“一般的なもの”とは違ったものが多く見つかるはずです。

学ぶ前には「ただの植物」としか見えなかったものが、学んで知識を手に入れることで“不思議なこと”が見えてくることも多いでしょう。

 

このように、理科をただの知識の暗記として学ぶのではなく、学んだものを使って“見る”ことをしてほしいと思います。

今回のテーマのマングローブについても、<前編>でお伝えした一般的な知識だけでなく、それらの知識をもとにした発展的な内容について見ていきましょう。

マングローブが水の中で生きていける理由

問題

マングローブはどうして水の中で生きていけるの?

 

マングローブが生えているのは湿地帯なので、その根っこは土(泥)の中にあります。これは、ここまで学んできた「一般的な植物」と同じですよね。

ただし満潮時には、水の中に沈んでしまう部分も多くあります

それでもどうしてマングローブは生きていけるのか、不思議ではありませんか?

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伊丹龍義

伊丹龍義

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SRP教育研究所 所長。自身の塾で中学・高校受験、中高一貫校サポートを担当。教育格差解消と学習の効率化のため廉価に、そして自分のペースで見られ、電子辞書代わりにも使える映像授業に積極的に参加。学びエイド鉄人講師・家庭教師のトライ「TryIT中学理科」、同トライのオンライン集団ライブ授業(小学算数・中学数学・中学理科)担当。「観てわかる中1理科」(小学館)映像担当、その他、学習塾・参考書の映像授業担当多数。個人として「たこやきまるめがね」名義でYouTubeで中学受験算数・理科の映像授業準備中。プログラミング・ゲーム・パズルを教育現場に広める活動中。クイズ番組等の問題作成・監修多数。