学習 連載 中学受験のツボ[理科編]

【小6理科/生物】紛らわしい動物の分類|中学受験のツボ[理科編]

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2024年8月22日 倉石圭悟

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。
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国語算数社会

こんにちは、倉石です。

クジラとサメ、魚類はどちらか?
イモリとヤモリは、それぞれ何類か?

中学受験では、こうした分類が紛らわしい動物たちが登場します。

 

今回は“紛らわしい動物”の分類と、その特徴を説明します。

分類しにくいからこそ中学入試で出題されやすいので、しっかりと頭に入れておきましょう。

クジラとサメ

まずは、クジラとサメを分類してみましょう。

結論から言うと、クジラはホニュウ類サメは魚類です。

海で暮らしているからといって、すべての生き物が魚類とは限らないんですね。

 

ヒトと同じホニュウ類のクジラは、魚類のような「えら呼吸」ではなく「肺呼吸」をおこないます。

クジラは一度の呼吸でたくさんの空気を吸えるので、1時間以上も水に潜ることができます。

 

クジラのほかにも、海で暮らすホニュウ類はたくさんいます。

海で暮らすホニュウ類(例)

  • イルカ・シャチ(クジラのなかま)
  • アザラシ・ラッコ

 

ほかにも、海で暮らす魚類以外の動物は少なくありません。

たとえばイカタコなどは、無セキツイ動物の「軟体動物」に分類されます。

世界でいちばん大きい魚類

世界でいちばん大きい魚類は「ジンベエザメ」と言われており、体長は10mほどで、大きいものだと20m近くになるそうです。

私も実際に見たことがありますが、その大きさには圧倒されました。

日本では沖縄の「美ら海水族館」をはじめ、ごくわずかな水族館でしかジンベエザメを見られませんが、直接見てみないとわからない迫力があるので、ぜひ一度足を運んでみることをおすすめします。

 

ちなみに、世界でいちばん大きい動物は海に住む別の生き物です。

それは、シロナガスクジラです。

シロナガスクジラの体長は25mほど、最大で30mを超えるそうです。ジンベエザメの倍ほどの大きさがあるとは凄まじいですね。

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倉石圭悟

倉石圭悟

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Webメディア「ホンネで中学受験」スタッフ、個別指導塾Growy講師。大手集団塾、大手個別指導塾、家庭教師などで小学生から高校生までの指導を経験。「生徒一人一人の幸せのために」をモットーに、算数・理科を中心に指導をしている。何度スベっても動じない鋼の心臓の持ち主。趣味は野球、作詞作曲、料理