
【小6算数/平面図形】問題を解くヒントは「図形を描く順番」にあり|中学受験のツボ[算数編]
こんにちは、杉本です。今回のテーマは、「図形を描く順番」です。
平面図形というと、完成された図を与えられて「……の面積を求めなさい」「……の角度を求めなさい」というイメージが強いかもしれません。
ただ、問題によってはその図形が描かれる順番が説明されていたり、その順番が問題を解く上でのヒントとなる場合が多くあります。そのような問題について、例題を使いながら具体的な考え方をお話しします。
1.図形には、描く順番が存在する
平面図形の問題には、「以下の図形は正方形の中に正三角形をかいたものです……」といった問題文がついているものが多くあります。
図形を描く順番は、このようなリード文の中に書かれていることがほとんどです。
たとえば、以下の例題1のような問題ですね。
問題文に書かれている「図形を描く順番」は、そのまま長さや角度を求める順番となっていることがあります。
例題1であれば
① AEとBDを線で結び、交わった点(以降、「交点」と表現)をGとする
⇒Gの位置(AG:GEやBG:GD)がわかる
② FGを延長してADとの交点を点Hとする
⇒①で求めたGの位置をヒントに、Hの位置(AH:HD)を出す
といった具合ですね。
このように、最終的な図形だけでなく、図形を描く順番も意識することで、長さや角度を求めていくヒントにすることができます。
2.問題文の説明の読み替えが必要なものは注意!
次に、問題文に書いてある記述が図形を描く順番と結びつきにくいケースについて考えてみましょう。以下の例題2を見てください。
とじる
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