学習 連載 中学受験のツボ[理科編]

【小4理科/太陽】春分・秋分の日の昼の長さは12時間ではない?|中学受験のツボ[理科編]

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2022年9月03日 ヤジマ先生

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 理科編伊丹龍義先生山崎翔平先生が担当します。
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国語算数社会

今回は「太陽」に注目していきます。

私たちの生活と密接にかかわっている太陽。毎日のように目に触れているものですよね。それなのに、意外と細かなところを見落としがちになります。太陽について正しい知識を身につけるのが今回のゴールです。

では、さっそく見ていきましょう。

太陽の動き方

私たちの目から見ると、1日のなかで太陽は動いて見えていますね。どの方角の地平線から太陽が昇って、どの方角の空を通って、どの方角の地平線に沈んでいくのか、お子さんはしっかり答えられるでしょうか。

また、太陽の動く方向はしっかりイメージできるでしょうか。

東から西に動くことは知識として覚えている。

けれども、図で見たときに東と西の位置関係があやふやだったり、時計回りに動くか反時計回りに動くかといった理解が怪しかったりします。

すんなりと覚えられないお子さんは、体のうごきとセットで覚えると印象に残りやすいです。

武士が刀を抜く動きを想像してみてください。(時代劇を見るお子さんはイメージがわきやすいかもしれませんね

左の腰に納められた刀を、右手でつかんで体の前で回して、右側に180度動かします。

この抜刀するときの「右手のうごき」が、いわば太陽の動き方です。

右手が「左→上→右」と、時計まわりに動いていればバッチリですね。

そして、合い言葉は「南を向いて左が東」です。

体の正面の方角が南、抜刀するときに右手が向く左の方角が東、抜刀して最後に右手がくる右の方角が西です。

ぜひ、この一連の動きをお子さんと一緒にやってみてください。

太陽が「東→南→西」と時計まわりに動いていく様子と、右手の動きがリンクしてくれば、定着したようなものです。手を動かすと同時に「東! 南! 西!」とかけ声も出るようになれば完璧です。

意外とこの動きを気に入ってくれるお子さんが多いのが筆者の印象です。

日の出・日の入りのタイミング

次に、日の出と日の入りの太陽の位置を確認しましょう。

まず、ひとつ問題です。

太陽と地平線を示した次の①~ ⑥の図うち、日の出と日の入りの際の太陽の位置として正しいものはどれでしょうか。

ひとつずつ選んでみてください。

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ヤジマ先生

ヤジマ先生

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現役塾講師。自身も中学受験を経験し、私立本郷中高、東京工業大学工学部建築学科を経て、現在大手進学塾で中学受験の理科・算数や最難関選抜ゼミを東京・神奈川で担当。新人研修や社内研修も担当し、人材育成や教材作成にも携わる。指導方針は「頑張る君の1番の味方」。努力を継続する事のやりがいや楽しさ、時には厳しさを子ども自身に経験させ、自立を全力でサポートする。また、理科では「絶対に理科嫌いにさせない」をモットーに授業を実践。学生時代はサッカーやバンドに熱中し、作詞作曲経験もある。