【小5社会/室町時代】最強と最凶? ふたりの将軍 ―― 足利義満と足利義政|中学受験のツボ[社会編]
こんにちは、吉崎です。
今回のテーマは室町時代です。
金閣・銀閣の書き方に注意
さっそくですが、お子さんに室町時代で有名な建造物を書かせてみてください。
「金閣寺」
「銀閣寺」
こう書きましたか?
……ちょっと待ってください!
じつは、テストで「金閣寺」「銀閣寺」と書くと、バツになってしまうことがあるのです。(過去、北海道の公立高校入試問題で話題になったこともあります)
それぞれの正式名称は、
「(鹿苑寺)金閣」
「(慈照寺)銀閣」
教科書にも「金閣」「銀閣」と記載されています。つまり、通称である「金閣寺」「銀閣寺」とは書かれていないのですね。
「鹿苑寺金閣」「慈照寺銀閣」と書いても正解ですが、そう答える受験生は少数派でしょう。
室町時代は、次のふたりを中心に整理します。漢字で書けるようにしておきましょう。
3代将軍 足利義満(金閣を建てた人物)
8代将軍 足利義政(銀閣を建てた人物)
金がふんだんに使われている金閣。一方で銀閣を見ると「銀はどこ!? 」という感じですよね。
実は、この見た目の様子から、彼らが「将軍としてどれだけ優秀だったか」のヒントがわかります。
室町幕府“最強”将軍 3代 足利義満
足利義満が征夷大将軍に任命されたのは1368年。当時は朝廷がふたつあり(北朝は京都/南朝は吉野)、人々は混乱していました。
さらに室町幕府は、鎌倉幕府の御家人「足利尊氏」が開いた幕府。借金に苦しんだ武士がやっとの思いで成立させた幕府のため、初期はお金にめぐまれませんでした。
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