学習 連載 中学受験のツボ[算数編]

【小5算数/数表】「大まかな設計図」を描きながら考えよう|中学受験のツボ[算数編]

専門家・プロ
2022年10月26日 杉本啓太

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 算数編 杉本啓太先生有賀隆夫先生が担当します。
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国語理科社会

こんにちは、杉本です。

今回のテーマは、規則性のなかの「数表」です。

数表のポイント

数表の問題に取り組むときに式だけで計算しようとして、たし算とひき算(増えるのか/減るのか)を間違えてしまったり、最後にひとつずつずれてしまったりする子がいます。

このような子に、私は「大まかな設計図を描こう」と伝えています。

そのために、

  • この数表がどうやって書かれたものか
  • 答えの部分を求めるまでに、ほかのどこの値を求める必要があるか

を考えるようにも促しています。

 

「この数表がどうやって書かれたものか」を考えると、その数表のなかにある規則性に気づきやすくなります

また答えの値だけでなく、その値を出す途中で出さなければいけない場所の値も事前に定め、表のなかに書いておくことも大切です。式だけで求めようとする場合に比べ、計算間違いや勘違いなどが起きにくくなるからです。

では例題をもとに、「大まかな設計図」とはどのようなものか、どこに注目して書いていけば良いか解説します。

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杉本啓太

杉本啓太

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株式会社ORA-Trio代表。家庭教師。灘高校から東京大学理科二類進学、同大学農学部卒業。大学時代は社会教育団体にて子どもの教育支援に携わりつつ、家庭教師・塾講師としても活動。卒業後は外資・日系コンサルティングファームに勤務しながら、土日は家庭教師としての活動を継続。その後プロ家庭教師として独立。学科指導だけでなく、学習の計画策定・環境作り・親御様の関わり方・生徒の性格起因の課題など、抽象的な問題の整理と解決を得意とする。2023年2月、模試結果分析を中心とした家庭学習コンサルティングを手掛ける株式会社ORA-Trioを設立。