学習 連載 中学受験のツボ[理科編]

【小6理科/地学総復習】月の満ち欠けと月食・日食のしくみ|中学受験のツボ[理科編]

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2022年11月19日 山崎翔平

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 理科編伊丹龍義先生山崎翔平先生が担当します。
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国語算数社会

理科講師兼学習アドバイザーの山崎です。

天体分野の授業をしていると、「がんばって丸暗記しているだけ」になっている子をよく見かけます。

もちろん覚えないといけない部分はありますが、この分野は“正しく理解する”ことで覚える量を減らせるだけでなく、応用問題にも対応できるようになります。

今回は「月食・日食の原理」について、お子さんにもわかりやすく整理していきます。

方位と時刻の決め方を理解しよう

天体分野を理解するには、まずは「方位の決め方」と「時刻の決め方」を理解することが不可決です。

 

方位は、北極点の方向を「北」とします。つまり北極点を真上から見たとすると、北半球にいる場合は下の図のようになります。

これを、方位の決め方として覚えておきましょう。

時刻は、太陽と地球の位置関係で決まります

下の図は、北半球を真上から見たときの図です。

12と書かれた位置にくるのは南に太陽があるときで、このときの時刻は「正午」です。北極点側から見ると地球は反時計回りに自転するため、正午になる位置さえわかれば、ほかの時刻も自動的に決まります。

月の満ち欠け

月は、地球の唯一の衛星です。地球のまわりを約1ヶ月で公転しています。

地球から見える月の形は、毎日変化します。なぜなら

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山崎翔平

山崎翔平

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SRP教育研究所 学習アドバイザー。(株)amici 学習アドバイザー。元アオイゼミ講師。首都圏および九州の学習塾などで理科の指導をする傍ら、学習アドバイザーとして、学習方法や学習習慣づけの指導も行っている。 高校受験、中高一貫校、大学受験、医学部受験も担当とし、小学校範囲にとどまらない、小中高一貫指導を得意とする。 「なぜ」を大切にし、身のまわりの現象を「ひもとき」体系的に指導し、楽しくなきゃ勉強ではない、続けることが大事だというのがモットー。