【小5理科/大地の変化】地震の計算問題はグラフで解いてみよう ―― 過去問編|中学受験のツボ[理科編]
こんにちは、理科講師兼学習アドバイザーの山崎です。
今回のテーマは、地震。「地震発生時刻」などの計算問題に苦戦している子を多く見かけますが、こうした計算問題はグラフを使うとすっきり解けます。地震についての基礎用語と共に、グラフを使った解き方も紹介しますので参考にしてみてください。
地震の基礎用語
地震は、大地が急激に変動することで起こる自然現象です。
地震が発生した場所のことを「震源」、震源の真上の地点を「震央」といいます。そして、地震を観測した場所から震源までの距離を「震源距離」、震央までの距離を「震央距離」といいます。
P波とS波
地震が発生すると、地震の波が2種類発生します。
はじめの小さなゆれを初期微動といい、これを伝える波が「P波」と呼ばれます。その後に伝わる大きなゆれを主要動といい、これを伝える波を「S波」といいます。
震源ではP波とS波が同時に発生しますが、P波のほうがS波よりも速度が速いので、P波のほうが先に観測点に到達します。
初期微動継続時間
P波のほうがS波よりも速く観測点にたどり着くということは、そこには時間差が生まれます。
P波が到達してからS波が到達するまでの時間は「初期微動継続時間」と呼ばれ、この初期微動継続時間は震源から離れるほど長くなります。
グラフから速さを読み取ろう
たとえば「3km/s」(毎秒または秒速3キロメートル)であれば、1秒で3km進むことを意味します。この場合、2秒なら6km、3秒なら9km進むということですが、今回はこのことをグラフで考えていきましょう。
とじる
お気に入り機能は
会員の方のみご利用できます
会員登録のうえログインすると
お気に入り保存できるようになります。
お気に入りのコンテンツは、
マイページから確認できます