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【小6社会/日本の政治】過半数と3分の2以上って、どういう意味? 国会での使い分けも紹介 |中学受験のツボ[社会編]

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2022年12月28日 吉崎 正明

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 社会編 吉崎正明先生池田良輔先生茂山起龍先生が担当します。
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国語算数理科

こんにちは、吉崎です。

今回は、日本の政治を学習する際に役立つ知識をお伝えします。

たとえば、政治の学習で登場する「過半数」「3分の2以上」といった数字。覚え方をイメージできず、苦戦してきた子も多いのではないでしょうか? 暗記もアリですが、理由を納得して覚えたほうが本番の入試で思い出しやすくなりますよ。

過半数

過半数とは、読んで字のごとく「半数を過ぎた数」のこと。

100名の半数は、50名。その半数を1でも超えると過半数なので、100名の過半数は51名です。

過半数という考え方は「賛成か、反対か」を決める際にも使われます。この場合も「1でも多ければ賛成、または反対」となりますよ。

3分の2以上

過半数と、3分の2。

どちらが大きい数値か、すぐにわかりますよね。もちろん、3分の2のほうが大きい数値です。

過半数 < 3分の2

これが理解できていれば、「必要な賛成数」を答えさせる問題も怖くありません。

国会での使い分け

国会では、過半数と3分の2を次のように使い分けています

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吉崎 正明

吉崎 正明

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現役塾講師。都内中学受験塾で社会・国語を担当。12年間在籍した大手進学塾では中学受験難関選抜ゼミ担当を歴任、社内数千名が出場する「授業力コンテスト全国大会」で優勝経験あり。その後家庭教師を経験し、2019年より現在に至る。指導方針は「正しい学習姿勢で、楽しく成績を伸ばす」。また、社会では「センス不要。イメージを作って考える」授業を実践しており、中学受験ナビでも「イメージで覚える中学受験歴史」を執筆。茨城県行方市出身。