学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小4国語/入門編】“読むこと”を習慣化させるポイント|中学受験のツボ[国語編]

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2023年2月01日 松尾吉久

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 国語編 松尾吉久先生、住岡大輔先生、茂山起龍先生が担当します。
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算数理科社会

こんにちは、松尾です。

中学受験の国語で高得点をとるためには、「読む力」「解く力」「書く力」の3つの力が重要です。そして、これらの力は習慣化すると身につきやすくなります。

そこで今回は、新学年の授業に向けた「国語の入門編」として、“読むこと”を習慣化させるポイントお伝えします。新学年としての授業が始まる2月は、新しい習慣をつくるのに適している時期です。紹介する方法を、ぜひ試してみてください。

習慣化できない理由

習慣化とは、意志や気持ちに頼らず、「継続したいこと」を無意識的に継続できる状態にすること。そうすることで面倒なことも継続できるようになり、目標を達成しやすくなります。

ですが、習慣化できない理由がいくつか存在します。まずは、習慣化を阻んでしまう「壁」について理解しましょう。

  • 短期間での効果を期待してしまう
  • 一度に大きく変え過ぎてしまう
  • 子どもに自力でやらせ過ぎてしまう

短期間での効果を期待してしまう

ロンドン大学の研究では、ある行動が習慣化されるために必要な日数は18~254日で、平均は66日であるという結果が出ています。つまり簡単なものでも3週間、複雑で負担の大きなものほど習慣化に時間がかかるということです。

一度に大きく変え過ぎてしまう

これまでまったく勉強していなかったのに、「国語の勉強を毎日2時間する」といった高い目標を立ててしまうのはおすすめできません。目標を立てた当初は気持ちがあるので行動できますが、急激な変化をイヤがる脳が拒否反応を示し、行動が続かないケースが多いからです。

子供に自力でやらせ過ぎてしまう

教育という観点から「子供が自分の力で勉強できるようになること」を理想と考えてしまう方は多いでしょう。しかし

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松尾吉久

松尾吉久

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進学塾MIC代表。駿台池袋校、駿台シンガポール、LEC、MICなどの進学塾で20年間最難関クラスを担当指導。高校受験・中学受験で、開成、灘、首都圏早慶附属校に80名以上の合格者を出した実績を持つ。