学習 連載 中学受験のツボ[理科編]

【小5理科/化学】モノの温度による状態変化|中学受験のツボ[理科編]

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2023年2月11日 山崎翔平

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 理科編伊丹龍義先生山崎翔平先生が担当します。
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こんにちは、理科講師兼学習アドバイザーの山崎です。

今回は「モノの温度による状態変化」をまとめていきます。

たとえば、やかんでお湯を沸かすと注ぎ口から蒸気が出てきますよね。これは水が加熱されたことで温度が上がり、水から「水蒸気」へと状態が変化したことを意味しています。

このように、ふだんの生活のなかでモノの変化に触れることもあるでしょう。これからお話する内容が、お子さんと一緒に会話をするときの参考になれば幸いです。

モノの状態は「固体・液体・気体」の3つ

水は、モノの状態によって次のように名前がついています。

固体の状態 …… 氷
液体の状態 …… 水
気体の状態 …… 水蒸気

ちなみに水はその状態によって呼び名が変わりますが、状態が異なっても名前が変わらないモノのほうが実は多いんですね。

常温のときの状態で名前がつく

モノは、基本的には「常温(20℃)」のときの状態で名前がついています。たとえば「酸素」と聞くと気体を思い浮かべますよね。しかし実は「液体の酸素」も存在します。常温のときの酸素は気体なので、ピンとこないかもしれません。

二酸化炭素も気体として知られていますが、二酸化炭素が固体へと変化した「ドライアイス」も有名です。

金属の「アルミニウム」は約660℃で液体になりますが、常温では固体です。ですからアルミニウムは“固体の金属”として知られています。同じく金属の「水銀」は常温では液体のため、“液体の金属”として知られているのです。

状態変化の名前を覚えよう

固体から液体、液体から気体などに変化することを、モノの「状態変化」といいます。

それぞれの変化には名前がついているので、覚えておきましょう。

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山崎翔平

山崎翔平

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SRP教育研究所 学習アドバイザー。(株)amici 学習アドバイザー。元アオイゼミ講師。首都圏および九州の学習塾などで理科の指導をする傍ら、学習アドバイザーとして、学習方法や学習習慣づけの指導も行っている。 高校受験、中高一貫校、大学受験、医学部受験も担当とし、小学校範囲にとどまらない、小中高一貫指導を得意とする。 「なぜ」を大切にし、身のまわりの現象を「ひもとき」体系的に指導し、楽しくなきゃ勉強ではない、続けることが大事だというのがモットー。