【小6理科/浮力と圧力】浮力の求め方を確認しよう|中学受験のツボ[理科編]
こんにちは、理科講師兼学習アドバイザーの山崎です。
今回のテーマは「浮力」。物理分野ですね。
生物分野は「覚えるだけだから得意!」「好きだから得意!」と意気揚々とテストに臨む子をよく見かけます。一方、物理分野は「計算があるから苦手……」と話す子が非常に多いです。
そこで今回は「浮力の問題」を解くときに、どのような手順で考えていけば良いかお伝えします。
塾の宿題で困っている子や、家で勉強している子に教えてあげたい。でも、どうすればいいかわからない……。
こうした親御さんからの話もよく耳にするので、この記事でお伝えする内容を参考にしつつ、お子さんの理解に役立ててもらえるとうれしいです。
浮力ってなに?
浮力とは、水などに物体を入れたときに“押し上げようとする力”のこと。
物体が下向きに落ちようとする力(重力)とは反対に、浮力は上向きにはたらきます。
では「浮力の大きさ」を求めるときに、どのように考えていくと解きやすくなるのか、例題をもとに見ていきましょう。
例題1
ある物体をばねばかりで測ると300gであった。この物体を水のなかに入れ、ばねばかりで再び重さを測ったところ200gであった。このときの浮力の大きさはどれくらいか。
手順1
水に浮かべるまえの物体の重さを確認し、矢印と重さを書いておく。このときの重さは重力なので、下向きの矢印(↓)を書く。
手順2
水に浮かべたあとのばねばかりが引く力について、矢印と重さを書いておく。このときの力はばねばかりが引っ張る力なので、上向きの矢印(↑)を書く。
手順3
手順1の力の大きさと、手順2の力の大きさの差から浮力を計算する。
答え:100g
アルキメデスの原理
浮力を求めるときは、先ほど紹介した「力のつり合い」をもとに計算する方法以外に、体積をもとに求める方法もあります。
それが「アルキメデスの原理」を利用した求め方です。
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