【小6理科/環境問題】酸性雨について考えよう|中学受験のツボ[理科編]
専門家・プロ
2023年5月07日
伊丹龍義
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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。
- 理科以外の3教科はこちら -
こんにちは、伊丹です。
今回は環境問題のなかでも、私たちが直接感じ取りやすい「酸性雨」について考えていきます。
酸性雨とは文字通り、空から降ってくる雨が「酸性」になるということ。
今回は、次の3点を中心に見ていきます。
- なぜ酸性雨が降るのか?
- 酸性雨の問題点はなにか?
- 酸性雨への対策にはどのようなものがあるか?
酸性とは
問題:
酸性ってなに?
酸性雨について学ぶまえに、まずは「酸性」とはなにかを確認しておきましょう。
まず酸性のイメージとしてもっておいてほしいのは、次の2点です。
- すっぱい
- モノを溶かす
身のまわりのモノでいうと、レモン(クエン酸)やお酢(酢酸水溶液)などがこの特徴にあてはまります。
これらには共通して、モノを水に溶かしたときに、酸の原因物質である「水素イオン」が出ています。言い換えると、水に溶かしたときに水素イオンが出るものを私たちは「酸」と呼んでいるのです。
解答例:
水溶液の性質のひとつ。すっぱく、モノを溶かす性質をもつ(電離して水素イオンが出る物質を水に溶かしたもの)
保護者向け
酸性の反対の性質をもつアルカリ性は、「水酸化物イオン」というものが原因物質です。
そのためアルカリ性の水溶液には「水酸化~~」という名前がついているものが多くあります。
どうして酸性雨が降るの?
問題:
酸性雨の原因は?
酸性雨のいちばん大きな原因となっているのが、空気中に放出された窒素酸化物や硫黄酸化物。これらが空気中の水滴に溶け、それが雨となって降ってくることで酸性雨が発生します。
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