学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小5国語/物語文】物語文の構成を理解しよう|中学受験のツボ[国語編]

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2023年5月05日 住岡大輔

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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算数理科社会

こんにちは、NPS成田予備校の住岡です。

今回は「物語文の構成」についてお伝えします。

説明文の構成よりもシンプルなので安心してくださいね。

それではいきましょう!

物語文の構成

物語文は、主に「出来事」と「心情」のふたつで構成されています。

順番としては「出来事 → 心情」となることが一般的。まずは原因となる出来事が起こり、それに対するリアクションとして心情が書かれる、という流れです。

 

詳しい流れは、次のとおりです。

  1. 物語の前提
  2. 悩み・葛藤
  3. 気付き
  4. 解決・諦め・成長

物語の前提

はじめに、あらすじ物語の設定などが書かれます。本文の前に「かっこ書き」で書かれることも多いですね。

物語の前提を見逃すと人物関係が把握できず、何が話されているかつかめなくなってしまうので、しっかりと確認しておきましょう。

悩み・葛藤

悩みや葛藤は、主人公を含めた登場人物が苦しむ部分で、文章のテーマともなる重要な箇所です。

たとえば「ケガで野球ができなくなったが、野球への未練が残っている」などですね。

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住岡大輔

住岡大輔

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NPS成田予備校講師。個別指導Axisで指導スキルを磨き、中学受験から大学受験までの国語・社会を担当。中学受験では偏差値30台の生徒から偏差値60台の生徒まで幅広く経験。現在は、NPS成田予備校にて国語・社会を中心に指導。国語は「必要のない言葉は文章にない」「文法を使って読んでいこう」をキーワードに、文章を忠実に読む細かな読解法を実践。生徒を第一に思った指導方針でとことん生徒に付き合っていく熱意も持ち合わせている。それぞれの生徒に合わせた指導法で成績アップ、志望校合格へ導いてきた。