学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小5国語/文章読解】随筆の要点を理解する方法|中学受験のツボ[国語編]

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2023年5月09日 松尾吉久

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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算数理科社会

こんにちは、松尾です。

今回は、中学受験の国語の基本をしっかり身につけたい、と考えている5年生が知っておきたい「随筆の要点を理解する方法」についてお伝えします。

随筆とは

随筆とは、筆者の体験や読書などから得た知識をもとに、それに対する感想や考えをまとめた文章のこと。随想(ずいそう)やエッセイと言われることもあります。

随筆と呼ばれる文章は、実際には形式的・内容的に非常に幅が広いため明確に定義できず、わかりにくさを感じる子も多いでしょう。

ただし国語の問題として捉えたときは次のふたつに大別できるケースが多く、まずはこれらのタイプに絞って対策することをおすすめします。

  • 物語文に近い随筆
  • 説明文に近い随筆

「物語文に近い随筆」とは、清少納言の『枕草子』のように、筆者の身のまわりで起こった出来事とその感想を述べた文章のこと。

「説明文に近い随筆」とは、兼好法師の『徒然草』のように、筆者の体験や、ある知識をきっかけに、そこから考えたことをまとめた文章のことを指します。

両者には「感想」か「考えたこと」かによって違いはありますが、そのきっかけとなる「具体的な出来事」、そして筆者の主観部分にあたる「まとめ」という構成に関しては共通している場合がほとんどです。

随筆を理解するステップ

随筆については、次のふたつのステップを実践すると内容が掴みやすくなります。

  1. 「具体的な出来事(事実)」を確認する
  2. 「まとめ(意見)」を読み取る

まずは「事実」と「意見」を区別しましょう。

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松尾吉久

松尾吉久

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進学塾MIC代表。駿台池袋校、駿台シンガポール、LEC、MICなどの進学塾で20年間最難関クラスを担当指導。高校受験・中学受験で、開成、灘、首都圏早慶附属校に80名以上の合格者を出した実績を持つ。