【小6算数/学習のポイント】途中式を書かない子への声掛け|中学受験のツボ[算数編]
こんにちは、株式会社ORA-Trioの杉本です。
今回のテーマは、途中式を書かない子への声掛け。
子供が途中式を書かず、計算まちがいをしてしまう……という経験をもつ親御さんは多いのではないでしょうか。
途中式を書いて自分の思考過程を伝える力は、たしかに大切です。ただし実際に式を書こうとするとスピードが落ちてしまう場合もあり、途中式なしでも計算まちがいをしない子もいます。
そのため私が思うに、すべての子に対して途中式を丁寧に書くように指導する必要はありませんが、「途中式を省略することで点数を落としてしまっている」という場合には、それを改善していくための働きかけが必要です。
そこで今回は、途中式を書かない子に悩んでいる方に向け、そうした子に声を掛けるときのポイントを解説します。
Contents
「何度言っても途中式を書いてこない」と悩む家庭は多い
うちの子は何度言っても途中式を書かず、計算まちがいや、見まちがいをしてくる……。
これは、多くの親御さんが抱える悩みですよね。強い口調で注意するとケンカになってしまう場合もあり、頭を抱えている方も多いのではないでしょうか。
「ほかの家庭は悩んでいないんだろうなぁ」と落ち込む方もいるかもしれませんが、実はこのような家庭は珍しくありません。
実際のところ、途中式の必要性を子供に伝え、書き方を指導するだけですぐに改善するケースは非常に稀。親子で口論になることも、よくある話です。
もちろん「ほかの家庭も一緒だから問題ない」というわけではありませんが、まずは「うちだけではない」と考え、焦らずに対処していくことが大切です。
対策と声掛けのコツ
「テストで途中式を書かない」という点は同じでも、子供の状態や、その原因はさまざま。
そこで次のようなケースごとに、それぞれに合ったかたちで対策していきましょう。
- 家では書くけど、塾での学習やテストのときは書かない
- 家庭学習でも途中式を書かない
- 横で見ているときは書くけど、ひとりで勉強しているときは書かない
では、いくつかの具体的な対策と声掛けを紹介します。
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