【小6社会/世界のすがた】「世界地図の図法」と「宗教」の基礎知識|中学受験のツボ[社会編]
こんにちは、吉崎です。
5月となり、日本の政治についての学習が一段落した頃かと思います。このあとは「歴史のまとめ」や「国際社会」などの学習が待っています。
今回のテーマは、世界のすがた。
基本事項ではあるものの、知らないと差がついてしまう「確実に覚えておきたい内容」に注目して解説します。
メルカトル図法と正距方位図法
はじめにお子さんと確認してほしいのが、世界地図のふたつの図法です。
メルカトル図法
球面の地球を、長方形に敷き詰めるようなイメージでつくられた世界地図
正距方位(せいきょほうい)図法
地球を“一枚の皮”のようにして、円に敷き詰めるようなイメージでつくられた世界地図
そもそも世界地図は、球面の地球を平面に表すことになるため、面積・距離・方位・形などをすべて正しくは示せません。
そのため平面の地図は「方位だけは正確に示そう」など、ある要素に特化してつくられており、メルカトル図法にも正距方位図法にもそれぞれにしかない特徴があります。
メルカトル図法
- 緯線と経線がそれぞれ直角に交わっている
- 高緯度になればなるほど、示される面積が大きくなる
- 緯線と経線の角度が常に直角で一定のため、航海図に利用される
正距方位図法
- 中心の位置からの距離と方位が正しい(※中心以外の位置からは正しくない)
- 中心からの最短距離がわかるため、航空図に利用される
メルカトル図法は、どうして「航海図」に利用されるの?
メルカトル図法は、緯線と経線の角度が常に直角で一定です。そのため「航海図」によく利用されます。
海に出ると、島などが見えない限り、どちらの方向が東西南北かの判断が難しくなります(方位磁針があればそんな心配はありませんが)。
このとき北極星を見つけて、「向こうが北だから、船の向きを90度右にすれば東に進める」といったことができれば、(最短距離ではないものの)東の方向に確実に船を進めることができます。
メルカトル図法にはこうしたメリットがあるため、航海図に利用されているのです。
世界の宗教
キリスト教や仏教など、世界には宗教がたくさんありますが、今回は「イスラム教」と「ヒンドゥー教」について確認します。
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