学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小6国語/文章読解】韻文を読み解くためのポイント|中学受験のツボ[国語編]

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2023年5月24日 松尾吉久

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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算数理科社会

こんにちは、松尾です。

今回は、中学入試の国語でしっかりと合格点をとるために国語の基本を身につけたい、と考えている6年生が知っておきたい「韻文を読み解くためのポイント」をお伝えします。

韻文とは

韻文とは、詩・短歌・俳句のように、一定の韻律と形式をもっている文のこと。

中学入試では出題される学校は限定されますが、表現技法などの勉強に適していますし、韻文が理解できると文章の理解力も底上げされます。

 

では、代表的な表現技法を5つ紹介します。

比喩

比喩は、あるものを別のものにたとえることで、具体的にイメージしやすくするための表現技法です。

例:先生は仏のような人だ。

先生を「仏」に例えることで、非常に優しい、人徳者であることをわかりやすく伝えています。

擬人法

擬人法は、“人間ではないもの”を人間の動作や様子にたとえる表現方法です。いきいきとした印象を与えたり、親しみをもたせたりする効果があります。

例:空が泣いている。

雨が降っている様子を「泣く」という人間の動作で表すことで親しみやすさ表しています。

体言止め

体言止めは、文末を「名詞」で終える表現方法です。簡潔なイメージを与え、リズム感を生みだします。

例:ひまわりのような笑顔

「笑顔」と名詞で終えることで、そのときの明るい様子を強調しています。

対句

対句は、同じ、または似た表現の語句を並べ、対称・強調する表現技法です。

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松尾吉久

松尾吉久

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進学塾MIC代表。駿台池袋校、駿台シンガポール、LEC、MICなどの進学塾で20年間最難関クラスを担当指導。高校受験・中学受験で、開成、灘、首都圏早慶附属校に80名以上の合格者を出した実績を持つ。