【小4理科/天体】太陽が1周する時間、月が1周する時間|中学受験のツボ[理科編]
こんにちは、伊丹です。
今回は、太陽と月の動きについて見ていきます。
太陽も月も東の空から昇り、南の空を横切って、そして西の空に沈んでいきます。そして、だいたい1日で1周します。
ところが太陽は毎日12時に南の空にいますが、月は同じ時刻に見ても位置が変わっています。
これはなぜでしょうか?
東の空から出て、西の空に沈む理由
問題
太陽や月は、どうして東の空から出て西の空に沈むの?
太陽の動きも、月の動きも、その動きのいちばんの要因となっているのが「地球の自転」です。
地球は「地軸」と呼ばれる“南極と北極を結んだ線”を中心として1日に1周自転しています。そのため地球にいる私たちから宇宙の太陽や月、星などを見ると、それらが1日に1周するように見えます。
この自転は、地球上の方角でいうと西から東に動いているため、地球にいる私たちからは東から西に動いて見えるのです。
走っている電車のなかにいる人が窓から外を見ると、窓の外のものが電車の進む向きとは逆に動いて見えますが、あれと同じことですね。
解答例:
地球が西から東に自転しているから
月がもとの位置に戻るまでの時間
問題
太陽は、もとの位置に戻るのに24時間かかります。では、月はどれくらいかかるでしょうか?
月はもとの位置に戻るまでに、太陽よりも多くの時間がかかります。
基本的には太陽は動いていませんが、月は地球の周りを約1ヶ月(約30日)かけて1周(360度回転)しています。
ということは、月は地球の周りを1日約12度(360度÷30日)ずつ動いていることになります。
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