学習 連載 中学受験のツボ[理科編]

【小4理科/天体】太陽が1周する時間、月が1周する時間|中学受験のツボ[理科編]

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2023年5月29日 伊丹龍義

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。
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国語算数社会

こんにちは、伊丹です。

今回は、太陽と月の動きについて見ていきます。

 

太陽も月も東の空から昇り、南の空を横切って、そして西の空に沈んでいきます。そして、だいたい1日で1周します。

ところが太陽は毎日12時に南の空にいますが、月は同じ時刻に見ても位置が変わっています

これはなぜでしょうか?

東の空から出て、西の空に沈む理由

問題

太陽や月は、どうして東の空から出て西の空に沈むの?

 

太陽の動きも、月の動きも、その動きのいちばんの要因となっているのが「地球の自転」です。

地球は「地軸」と呼ばれる“南極と北極を結んだ線”を中心として1日に1周自転しています。そのため地球にいる私たちから宇宙の太陽や月、星などを見ると、それらが1日に1周するように見えます。

 

この自転は、地球上の方角でいうと西から東に動いているため、地球にいる私たちからは東から西に動いて見えるのです。

走っている電車のなかにいる人が窓から外を見ると、窓の外のものが電車の進む向きとは逆に動いて見えますが、あれと同じことですね。

解答例:

地球が西から東に自転しているから

 

月がもとの位置に戻るまでの時間

問題

太陽は、もとの位置に戻るのに24時間かかります。では、月はどれくらいかかるでしょうか?

 

月はもとの位置に戻るまでに、太陽よりも多くの時間がかかります。

基本的には太陽は動いていませんが、月は地球の周りを約1ヶ月(約30日)かけて1周(360度回転)しています

ということは、月は地球の周りを1日約12度(360度÷30日)ずつ動いていることになります。

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伊丹龍義

伊丹龍義

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SRP教育研究所 所長。自身の塾で中学・高校受験、中高一貫校サポートを担当。教育格差解消と学習の効率化のため廉価に、そして自分のペースで見られ、電子辞書代わりにも使える映像授業に積極的に参加。学びエイド鉄人講師・家庭教師のトライ「TryIT中学理科」、同トライのオンライン集団ライブ授業(小学算数・中学数学・中学理科)担当。「観てわかる中1理科」(小学館)映像担当、その他、学習塾・参考書の映像授業担当多数。個人として「たこやきまるめがね」名義でYouTubeで中学受験算数・理科の映像授業準備中。プログラミング・ゲーム・パズルを教育現場に広める活動中。クイズ番組等の問題作成・監修多数。