【小6社会/学習のコツ】「なりきり歴史学習法」のすすめ|中学受験のツボ[社会編]
地理や公民に比べ、歴史分野は「身近さ」という点では劣り、さらには「経験」からも感じ取りにくいことから自分事としては捉えにくいですよね。
そのため興味をもてない子にとっては、歴史の勉強は苦しくなってしまいがちです。
そこで今回は、歴史を少しでも身近なものとして感じるための工夫を紹介します。
「大まかな流れ」を理解しよう
YouTubeでも、音楽でも、自分が興味のある箇所まで飛ばして視聴することに慣れているからかもしれませんが、最近では歴史の勉強でも、重要な出来事にいたるまでの流れを飛ばそうとする生徒が多くいます。
知識を説明する(授ける)ことがどうしてもメインになってしまう歴史の授業、そして映像授業をはじめ、視聴したい箇所を自由に選べる勉強法においては仕方ない面もありますが、
一方で「大まかな流れ」や「ストーリー」が重要な歴史分野において、こうした傾向は致命的ともいえます。
そこで、歴史の大まかな流れを理解する方法としておすすめなのが「なりきり歴史学習法」です。
なりきり歴史学習法
なりきり歴史学習法とは、歴史上の人物になりきる(実際にセリフを話す)ことで、歴史の大まかな流れをつかむ方法のこと。
『科学技術時代の子どもたち』のなかで示されている現代教育批判を参考に、私(筆者)の「落語」への興味関心をもとに生み出したオリジナルな学習法です。
なりきり歴史学習法は、次のような点で従来の学習法とは異なります。
子供は「説明を聞く側」ではなく「話す側」に回る
アクティブラーニングのようなプレゼン形式ではなく、歴史人物になりきったように気持ちを乗せて演じることで、歴史用語に“血を通わせる”(理解を深める)
大人は知識を“授けない”
子供に歴史を教えるときは、落語における師匠のように「模範演技者」に徹する(子供を受け身にさせない)
歴史上の人物の気持ちに乗せて子供が「演じてみる」ことで、受け身の授業から脱することがこの方法の目的です。中学入試で暗記が必要な重要用語もスムーズに定着できますよ。
とじる
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