【小6理科/てこの原理】いくつかの力が組み合わさった「複雑な問題」の解き方|中学受験のツボ[理科編]
こんにちは、理科講師兼学習アドバイザーの山崎です。
今回のテーマは、てこの原理。いくつかの力が混ざった「複雑な問題」をふたつ紹介しつつ、どのように解いていけば良いかお伝えします。
「てこ」と「ばね」が混ざった問題
ばねが出てくる問題を考えるときは、「フックの法則」を理解しておくことが大切です。
フックの法則とは、「ばねの弾性力は、のびに比例する」という法則のこと。【小6理科/運動と力】ばねが出てくる「力のつり合い」の勉強法でも紹介しているので確認してみてください。
では、次の問題を考えてみましょう。
例題1
ばねにいろいろな重さのおもりをつるし、おもりの重さとばねの全長を調べると下の表のようになった(ひもをつるす棒の重さは考えないものとする)。
このばねを下の図のように「てこ」とつないだところ、つり合った。
このとき、ばねの長さはいくつになるか。
まず、支点を「O」と考えます。すると、支点から力が作用するところまでの距離の比と、力の大きさの比は逆になりますね。
逆比については「【小6理科/てこの原理】逆比を使って問題を解いてみよう」で解説しています。
支点からの距離の比
OA:OB
=60cm:100cm
=3:5
これを逆にしたものが、力の大きさの比です。
力の大きさの比
Aに作用する力:Bに作用する力
=5:3
=□g:30g
これにより、Aに作用する力は「50g」とわかります。
次に「フックの法則」をもとに、ばねののびについて考えてみましょう。
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