学習 連載 中学受験のツボ[社会編]

【小4社会/盆地・低い土地】盆地の気候は「地面 vs バケツの水」をイメージしよう|中学受験のツボ[社会編]

専門家・プロ
2023年6月20日 吉崎 正明

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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国語算数理科

こんにちは、吉崎です。

今回のテーマは「盆地・低い土地」。

盆地・低い土地ともに、特定の地域に注目することで学習を進める内容ですが、「何に注意して学習するか」が異なります。

学習のポイント

盆地・低い土地とは、主に次の地域を指す言葉。具体的な地名がいくつか出てきますね。

盆地……甲府盆地、長野盆地
低い土地……濃尾(のうび)平野の輪中地帯

 

テキストなどでは「それぞれの地域でどんな農業・産業が盛んか」ということも紹介されていますが、特に意識して学習してほしいポイントは次のとおりです。

■盆地
地形の特徴をもとに「気候」を理解する

■低い土地
輪中地帯の水害対策」を押さえる

 

盆地

盆地に関しては、地形の特徴をもとに「気候」を理解することを意識して学習を進めてみてください。

盆地の気候の特色は、夏と冬、昼と夜の気温差が大きく、降水量は年間を通して少ない」とお子さんが答えられること、そしてその理由が説明できることを目標にしましょう。

気温差が大きい理由

盆地の気温差が大きい理由は「海に面していないこと」が挙げられます。

ここで、想像してみてください。

 

日差しが強いとき、地面は熱くなります。

でもバケツの水も同じように熱くなるかというと、そんなことはなさそうですよね。

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吉崎 正明

吉崎 正明

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現役塾講師。都内中学受験塾で社会・国語を担当。12年間在籍した大手進学塾では中学受験難関選抜ゼミ担当を歴任、社内数千名が出場する「授業力コンテスト全国大会」で優勝経験あり。その後家庭教師を経験し、2019年より現在に至る。指導方針は「正しい学習姿勢で、楽しく成績を伸ばす」。また、社会では「センス不要。イメージを作って考える」授業を実践しており、中学受験ナビでも「イメージで覚える中学受験歴史」を執筆。茨城県行方市出身。

X(旧Twitter):@Masa_Yoshi