学習 連載 中学受験のツボ[理科編]

【小4理科/天体】星の動き ―― 天動説と地動説|中学受験のツボ[理科編]

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2023年7月28日 伊丹龍義

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。
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国語算数社会

夜、星を見ると、ゆっくりですが、東から南の空を通って、西へと動いていくのがわかります。

でも実際には、星が動いているのではなく、私たちがいる地球が動いているのですね。

このことは、ポーランドの天文学者であるコペルニクスが、いまから400年以上前、1543年に本のなかで発表しました。

でもこの頃には、当然、スペースシャトルなどはありませんでした。そして星を見る道具も、いまより優れたものがあったわけではありません。

ではコペルニクスはどのようにして、地球が動いていることに気づいたのでしょうか?

 

星は1日でどう動く?

問題

星は1日でどう動く? 1ヶ月ではどう動く?

 

日本がある北半球では、星は1日のなかで、まずは東の空から昇ってきます。

それから南の空を横切って、西の空に沈んでいきます。

また毎日毎日、同じ時刻に星を見ていると、星が少しずつ、東から西にずれていくのもわかります。

 

太陽も、1日のなかで東の空から昇ってきます。

そして南の空を横切って、西の空に沈んでいきます。

 

少し難しい話になりますが、「1日」を決めるときの基準にしているのは太陽の動きです。

そのため星とは違って、太陽は同じ時刻に必ず同じ位置にいます

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伊丹龍義

伊丹龍義

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SRP教育研究所 所長。自身の塾で中学・高校受験、中高一貫校サポートを担当。教育格差解消と学習の効率化のため廉価に、そして自分のペースで見られ、電子辞書代わりにも使える映像授業に積極的に参加。学びエイド鉄人講師・家庭教師のトライ「TryIT中学理科」、同トライのオンライン集団ライブ授業(小学算数・中学数学・中学理科)担当。「観てわかる中1理科」(小学館)映像担当、その他、学習塾・参考書の映像授業担当多数。個人として「たこやきまるめがね」名義でYouTubeで中学受験算数・理科の映像授業準備中。プログラミング・ゲーム・パズルを教育現場に広める活動中。クイズ番組等の問題作成・監修多数。