【小6社会/世界の環境】中学入試に出る! 4つの「環境会議」をわかりやすく解説|中学受験のツボ[社会編]
こんにちは、吉崎です。
今回のテーマは、世界の環境。
いまは環境問題に対し、真剣に向き合わなければならない時代です。だからこそ、中学入試で出題された場合は確実に攻略したい内容でもあります。
そこで環境問題のなかでも、多くの子が曖昧なままにしやすい「世界の環境に関する会議」について一緒に確認しましょう。
4つの環境会議
まず、今回取り上げる4つの会議を見てみましょう。
- 国連人間環境会議(1972年)
- 国連環境開発会議(1992年)
- 地球温暖化防止京都会議(1997年)
- パリ協定(2015年)
上のふたつの会議が、紛らわしくて覚えられなさそうですかね?
たしかに「国連人間環境会議」と「国連環境開発会議」に関しては、名前だけ見るとまるで双子のように似ています。
言葉だけがんばって覚えようとすると、この単元は特につらいです(社会の先生である私でも……)。
そんなときこそ、それぞれの内容を深く確認することが大切。
このあとの内容は、お子さんにもぜひ読ませてあげてください。
国連人間環境会議(1972年)
1972年、スウェーデンのストックホルムで「国連人間環境会議」が開かれました。
この会議には、あるテーマがありました。
そのテーマとは「かけがえのない地球」。環境を大切にしようよ、という考えを「かけがえのない地球」というテーマに込めたのです。
この会議のなかでは、地球が“宇宙船地球号”と表現されました。
地球をひとつの宇宙船に見立てて、
「環境は無限ではない。地球はひとつの宇宙船だ。宇宙船で食料や空気が尽きると、乗組員の命がない。環境も同じで、大切にしなければならない」
ということを言っているのです。
ちなみにスウェーデンは、その当時、酸性雨の被害が深刻だった国のひとつ。
環境問題に対する人々の関心が高かったことが、会議の開催場所に選ばれた理由でもあります。
国連環境開発会議(1992年)
国連環境開発会議は、別名「地球サミット」と呼ばれる会議で、1992年にブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催されました。
開催年は「1972年の国連人間環境会議から20年後(20周年!)」と考えると覚えやすいですね。
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