【小5国語/語彙】国語力を高める「言葉の力」|中学受験のツボ[国語編]
こんにちは、松尾です。
今回は、中学受験の勉強をがんばっている5年生の子に向けて、国語の点数をあと10点アップさせるために知っておきたい「言葉の力」についてお伝えします。
中学受験の国語に必要な「言葉の力」
「国語が苦手」と話す子は多いですし、「うちの子は国語のセンスがなくて……」と保護者の方から聞くこともよくあります。
ただし、本当にセンスがなくて国語を苦手としている子は多くありません。単に「語彙力」が低いために文章を読んでも理解できず、文章が理解できないので問題も解けない ―― というケースがほとんどです。
そもそも“国語のセンス”とされるものが影響してくるのは、多くの場合は6年生になってから。
5年生に関しては、語彙力を増やすだけで国語の点数が大きく向上することが多いのです。
「知っている言葉」と「使える言葉」
一言に「語彙」といっても、いくつかの種類があります。
なかでも中学受験の国語で理解しておきたいのが、次のふたつです。
知っている言葉(認知語彙)
聞いたり読んだりして、なんとなく意味が理解できる語彙
使える言葉(使用語彙)
話したり書いたりするときに、実際に自分で使える語彙
5年生の段階では、まずは知っている言葉(認知語彙)を増やす必要があります。なぜなら知らない言葉がある一定の割合を超えると、「理解すること」を脳が諦めてしまうからです。
国語が苦手な子が「文章がまったくわからない」と言ったりするのは、まさに脳が理解することを諦めている状態。大人からすると、文章のどの部分、どの一文がわからないのか? と確かめたくなるものですが、子供からすると、そもそも“文章全体”がさっぱりわかっていないのです。
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