学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小5国語/随筆】随筆の問題で10点アップするために必要な3つのこと|中学受験のツボ[国語編]

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2023年9月10日 松尾吉久

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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算数理科社会

こんにちは、松尾です。

中学受験の国語で出題される長文には、説明文・論説文、随筆、小説などがあります。

そのなかで随筆は、文章の形式・内容が多様であるため「わかりにくい」と感じる子も少なくありません。

そこで今回は、5年生の子が知っておきたい「随筆の問題で点数を10点アップさせるために必要なこと」についてお伝えします。

随筆の問題を解くうえで必要な3つのこと

随筆の問題を解くときは、次の3つを意識するようにしましょう。

  1. 「事実」と「意見」を読みとる
  2. 「事実」と「意見」のどちらが問われているかを確認する
  3. 「筆者の主張」を本文中から見つけ出す

 

「事実」と「意見」を読みとる

中学受験で出題される随筆は、大きく次のふたつに分けることができます。

物語に近い随筆……自分を主人公として文章を描く
説明文に近い随筆……筆者の意見を、論理展開に注意しながら表現する

このふたつに関しては、まとめの部分が「感想」なのか、それとも「意見」なのかの違いはありますが、きっかけとなった「具体的な出来事」と、筆者の主観的な「まとめ」という構成は共通している場合がほとんど。

そのため随筆では、筆者が着目した具体的な出来事、つまり「何について(=事実)」と、まとめとなる筆者の主観「何を感じたのか・考えたのか(=意見)」を読みとることが重要です。

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松尾吉久

松尾吉久

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進学塾MIC代表。駿台池袋校、駿台シンガポール、LEC、MICなどの進学塾で20年間最難関クラスを担当指導。高校受験・中学受験で、開成、灘、首都圏早慶附属校に80名以上の合格者を出した実績を持つ。