学習 連載 中学受験のツボ[算数編]

【小6算数/立体図形】切断線を延長する立体切断|中学受験のツボ[算数編]

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2023年9月24日 杉本啓太

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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国語理科社会

こんにちは。
株式会社ORA-Trio杉本です。

今回のテーマは「切断線を延長する立体切断」です。

 

以前の記事で、立体切断のふたつのルールについてお話ししました。

立体切断では、このルールに加え、もうひとつ身につけておきたい考え方があります。

それは「切断線を延長して考える」というものです。

 

今回は、まず「切断線を延長する」解法を紹介します。そのあと、切断した立体の体積を求める問題について解説します。

前回よりも応用的な内容ですが、算数が難しい学校を受ける場合は確実に身につけておきたいテクニックです。

ぜひトライしてみてください。

切断線を延長する立体切断の問題の考え方

まずは、切断線を延長する解法を紹介します。

お子さんといっしょに、図を描きながら読み進めてみてください。

 

以下の例題を見てください。

 

まずは、以前の記事で紹介したふたつのルール、

  1. 立体の同じ面上の2点は直線で結ぶ
  2. 平行な面の切断線は平行に引く

を使って、どのような切断線になるか考えてみましょう。

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杉本啓太

杉本啓太

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株式会社ORA-Trio代表。家庭教師。灘高校から東京大学理科二類進学、同大学農学部卒業。大学時代は社会教育団体にて子どもの教育支援に携わりつつ、家庭教師・塾講師としても活動。卒業後は外資・日系コンサルティングファームに勤務しながら、土日は家庭教師としての活動を継続。その後プロ家庭教師として独立。学科指導だけでなく、学習の計画策定・環境作り・親御様の関わり方・生徒の性格起因の課題など、抽象的な問題の整理と解決を得意とする。2023年2月、模試結果分析を中心とした家庭学習コンサルティングを手掛ける株式会社ORA-Trioを設立。